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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※ココだけの志賀速報!【神戸製鋼ラグビーサイトに「志賀」が……?

朝方、あの日と同じ時間に雪が降った。5時46分、いつものように自宅のベランダで手を合わせ黙祷する。しかし震災後の神戸は、そろそろ復興という言葉はどこかに置いてもいいと思う。つまりは震災をハンデに思わなくても良くなった。 だって僕も僕の周りも、こんなにも日常になったから……。

・「新札はありません」何日か前にも書いたが、銀行で良く聞く答えだ。僕のサイトを見てくれている、金融業界にお勤めの女性からその後、メールがあったから理解できた。もう、紙幣のデザイン一新時期が近付いている。「白い巨塔」について書いた日の翌日にも薬剤師さんからメールが来た。それぞれお会いしたことのない方からだったが、世の中知らないことだらけだな。ありがとう。(ちなみに、長田の吉野屋が夜中やってなかったのでツブレたと思ってた僕である)

現行の紙幣デザイン(夏目・新渡戸・福沢)に変わったのは、確か「想い出がいっぱい」が流行ってた頃だ。「♪古い〜アルバムの中に〜、隠れて〜想い出がいっぱ〜い」と、ナンの変哲もない歌詞が、意外にも好きだった曲である。「大人の階段上る、君はまだシンデレラさ」おぉ、恥ずかしい。「少女だったといつの日にか、思うときが来るのさぁ〜」要は、若い小娘には酸いも甘いも解らんという唄だな。この時代、我夢(ガム)の「愛はかげろう」も捨てがたい。


・ハーフポーションだが、店に入る前に「天津飯・唐揚げ・串カツ・酢豚・餃子」を食べる。やっと食欲が普通に戻ってきたようだ。なんとも豪勢に映る食事であるが、なんのことはない。王将である。王将発祥の地・京都山科に実家のある僕としては、神戸で見かけると嬉しくなって、半年に一回は誘われてフラフラ、満たされてユラユラと郷ひろみになる。その名も「デラックスセット」だ。デラックス……ゴージャスほどに死語である。


・お客様の携帯に電話を掛ける。「20秒以内にメッセージを」との声に、お礼のコメントを放り込む。体内時計なんてモノかどうかは分からないが、僕は大抵ピッタリ20秒で入れられるというあまり自慢できない特技がある。「いろいろありがとうございました ではまた店にも顔を見せてください、加納町 志賀でした」“ピィーッ”なのである。どうでもいい特技だな。

いや、しかしメッセージを入れるのに要領の悪いヤツは多い。まずいらん挨拶が長すぎて、肝心な用件に至るころには“ピィーッ”で切れてしまってる。

「えぇ〜、志賀くんお元気ですかぁ ○○△△子で〜す って言って分かってもらえるかな? 旧姓××でぇ〜す そうでぇ〜す、ご想像の通りでぇ〜す、結婚しちゃいましたぁ〜 お祝いもらってないねぇ〜、あっそうか、案内してなかったね、ごめんごめん許してちょーだ」“ピィ〜ッ”………

「さっきはメンゴメンゴ、途中で切れちゃって メンゴってまた志賀くんに突っ込まれそうやね『それ、死語や!』って でも実際問題、死語やと思ってたら若い人が使ってることもあるから、そうとばかりは言えへんでしょ 実際問題って死語か……まだサイト続いてんの? 最近忙しくて見てないけど、主婦しちゃってまっ」“ピィ〜ッ”………

「また切れてたね、ゴメリンコ これはセーフでしょう だめ? ホンマ話したいこといっぱいあるねんけど、え〜とナンやったかいな? そうそう用件なんやけどぉ〜、大阪の立売堀って『いたちぼり』って読むんやねぇ〜、今近所の奥さんと話してるんやけど、確認したら電話くだっ」“ピィーッ”………

それぞれの“ピィーッ”は、そういうくだらないことをメッセージに入れるな、という警告音だと認識させてやらねばならない。

「俺に聞くな」と20秒の留守電ではなく、メールで返した。


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※イカリン志賀の「本日のハラタチ日記その47
【あまりに寒くて買った缶のコーンポタージュの、底にへばりついたコーンがどう足掻いても飲み干せなかった】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
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