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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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※ココだけの志賀速報!【トイレにキャメロンからのメッセージが貼ってある

成人の日、いつもより早く家を出る。店は休みなのだけれど、NPO法人神戸アスリートタウンクラブ(>>>03/11/21>>>11/28日記参照)の新年会に出席するためだ。新神戸のホテル宴会場で飲み食いしながら「あけましておめでとうございます」なんてやるやつである。場違いながら招待を受け、顔を出した。

着物を着た若者が目立つ、僕のちょうど半分の歳の彼らを横目に、宴会場に行く。多分この日は「イイ日」なのだろう。好天の中、今度は結婚を祝う人々がテラスを埋め尽くす。婚礼予約カウンターにも、夢見るカップルが連なっている。そんな夢さえ見たことがない男がすり抜けてゆく。ほどなく会場に着いた。

すでに理事長の挨拶は終わっていて、歓談が始まっていた。こういう席では知り合いを見つけることが先決だ。それは居心地のためでもあるが、何よりも「ボォーッ」と立っていると、どこからともなくやって来た知らないオヤジの「お名刺交換会」に巻き込まれてしまう。基本的に不自然な出会いなど、ねるとんパーティー(死語)の如く、良縁を感じ難い。

偶然、オリックスBWに勤める大学同期がいたから助かった。すぐにアスリートタウンクラブの宮本氏にも挨拶される。YahooBBスタジアム(オリックス)球場長である、店のお客様もいた。しかし平均年齢を数えれば、「アスリートタウン」というよりも、「いつかコムスン」という感じである。

年寄りが悪いと言っているのではない。夢しか語らず働かずの若者に活を入れてもらうには、夢と現実を知る先人達の経験は必要である。しかし僕がいつも思うのは、「欽ちゃんの仮装大賞の審査員になぜ有名人しかいないのか」という疑問に近い、常に審査する側される側、相撲で言う年寄株を待つ人達だけでは、どこにも一体感は伴わないということだ。 「ここには素晴らしい仕掛け人が一杯います」とあるオジサマが挨拶していたが、仕掛け人が一杯いてもその竿を引き上げる人がいないとか、それがたった一本しか糸が垂れていないとか、収穫を独り占めするだとか、なんだか実現性の高さを物語っていないように思う。

誰か有名人をパネリストに呼んで、イベントを打つ。それはとても大切なことだけど、それだけでは「遠い」気がするのだ。お菓子のメーカーが女子高生にヒヤリングするように、仮装大賞審査員にも子供を入れても面白い。他に目を向けるということで言えば、全国レベルで有名な須磨浦女子ソフトボールチーム対、神戸アスリート混成チームなんてのもいい。少年サッカーチーム対神戸製鋼FW(スクラム組む人)のサッカー対決なんて、笑えることウケアイ(死語)である。スポーツ選手範疇の得意なことをさせて上手いのは当たり前で、それだけじゃ×なのだ。つまりずっと言ってる「横の繋がり」が必要なのに気付いてない。

気付いてないと言うのは失礼だな。多分気付いているんだとは思う。でも例えばスポンサードの問題もあるだろう。今は2年契約(2004年まで)でオリックス球場・グリーンスタジアムを「YahooBBスタジアム」として冠を付けている。継続申請をしているのだとすれば、ヴィッセル神戸の譲渡先・楽天グループは、ビジネス上の競合相手となる。欧米との違いと言えばそれは、企業スポーツが色濃い、いかにも日本な現状が問題点となってくる。

神戸は確かに神戸製鋼所と川崎製鉄、UCCとネスレのような例もある。家電メーカーのようにOEM※と素直には行かずに、それぞれ独自の方向性を持つのだろう。(薬ってのも一種のOEMなんだろうか?MRさん、教えてくださいな)

でもね、僕の店の横にBARができたからってどうってことはない。宣伝以外で何かするってのなら、僕はいつだって街や雑誌に力を貸すし名前も露出する。僕等はOEMで酒を作ってお客様と接しているのではないし、コピー人間でもない。Yahooも楽天も、人を楽しませる指針を持った親戚みたいなモンじゃないか。

「ヤッホー!ラクチン♪」みたいな……。


※OEM(original equipment manufacturer 相手先商標による製品の生産者)……要は、開発費を浮かすことができるってわけだ


※イカリン志賀の「本日のハラタチ日記その43
【別に腹立ってるけじゃない ただああいった席での挨拶をオジサマだけではなく、若い人にもさせればいいのに、って思ったんだよね】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

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