www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
1/06「そうな人とそうでない人の話」 バックナンバー >>>
※ココだけの志賀速報!【新春、カルタ大会!……するかいっ!!】

火曜日マンションの駐車場に行くと、隣人・佐川満男氏がキッカケで知り合った、一階下に住むおばさまに出会う。偶然にも僕の母親と同じ歳、佐川満男とも同級だ。何でも体調が悪いらしく、和田岬の病院に明日向かうと言う。佐川氏の執刀医の時もそうだったが、その病院には外科医長である店のお客様がいる。「僕の名を出してくれていいですよ」と、気休めだがそう伝えた。

夕方家を出る前に、テレビで「白い巨塔」をやっていた。これ最近やってたやつやんね。僕が知ってるのは昔の田宮二郎のやつだ。多分教授争いに政治力が絡んですったもんだ(死語)ってやつだ。記憶によると田宮二郎は国際俳優だったし、映画「マムシの兄弟」に出ててクイズタイムショックの司会だった人だ。衝撃的な猟銃自殺だったことも覚えてる。男前だった。

今の白い……は江口・唐沢で現代版として描かれているが、それはいいとして、その世界が今も昔も変わらない体制・仕組みってのが問題なんだと思う。昔の原作が、今も尚自然に現代劇として観る側に入ってくるのはチョイと怖い世界なのだろう。製薬会社・プロパー(今ならMR)と医師との変な関係ってものは無くならないものなのかと、ドラマながらに感じてしまう。

そう言えば僕の店には医師も製薬会社に勤める人もかなり多い。でもほとんど接待めいたシチュエーションはないし、双方揃ったところで「ここは俺の店や」と医者側が支払う場合がほとんどである。しかもそのお客様は領収書を切らない。

同じく製薬会社の方々も、その日の接待に疲れて最後の一杯に一人で来るパターンが多い。ココに来るまでに書いてもらった領収書は財布に忍ばせて、でもこの店では自分のお金で飲む。組織人から一人の人間になる瞬間なのだろう。それも嬉しく思う。前述の執刀医も外科医長も、領収書を切る姿を見たことがない。

領収書を書かせることは悪いことではない。そんな場合も僕にだってある。ただ、病棟に蠢く恩恵や賄賂があるのだとしたら、白い巨塔を出たときくらい「先生」「MRさん」じゃない時間を過ごせって言いたいだけだ。

そんな点でこの店は、お客様に恵まれてると思う。


※イカリン志賀の「本日のハラタチ日記その36
【ちょっと気を抜いたら、また熱っぽい ホンマ、近頃の体の弱さにハラタチ】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga
n