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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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土曜に続き日曜の夜、六甲の知人邸にて鍋会、アクティブな外出である。

遅れて着いたら思ったよりも少人数で、こぢんまりと会は始まっていた。ちゃんこ風のなかなか豪勢な鍋である。ビールで乾杯はするが、やはり誰も飲まない角瓶を飲み始める。グラスに氷を入れボトルのキャップを開ける時、舌舐めずりをする僕の姿を、隣りに座る安部穣二似のラグビー選手に見つかってしまう。

生まれてまだ数ヶ月の赤ん坊、彼とさくらちゃんとの間の第一子・カンタは愛想がいい。以前にも書いたが、子供という生き物に「大人で接する」のは違う。猫可愛がりの気持ちも多少解るのだが、同じ目線というアプローチさえあれば、決して「おじちゃん」とは言われないものだ。

僕はビールやワインなどの発酵酒はさっぱり分解されない体質で、近寄るとその臭いで飲んだものが分かるらしい。子供には酷なはずだ。しかしウイスキーは旨く消化してしまう。で、酔って赤ら顔の僕は、カンタに近づいた。そして僕は彼と同じように舌を出しながら交信する。彼と僕しか解らない言葉で、疎通を試みる。「アゥアウーッ、アゥッ、アウ(大きく成長しろよ!)」
すると彼は、笑いながら顔を寄せてきて、同じように舌を出しこう言った。

「アウーッ、アウウーッ(お前こそ)」

一方的に子供に向かって上からモノを伝えてしまったことを後悔した。彼らは弱者ではなく、今は上手く表現できなくても見ているし覚えてる。こちらが気付かされることも多い。僕たちはいつからか、固定観念・先入観という色眼鏡を持ち、答えをひとつに決めようとしていたようだ。子供達が成長するにつれ、僕も恥ずかしくない背中を見せ続けたいものである。

優等生日記だったが、今の僕が再認識したかったことなのだ。


※「志賀」本日のコトゲンゴンその16《一(言)・提(言)・一過(言)》
【あんまり告知めいた宣伝はしたくないのだが、ここでひとつ 自宅の隣人、佐川満男氏が本を出した 『佐川満男の「前略、湯の町にて」〜こだわりの温泉宿に泊まりたい』(山と渓谷社) 氏の挿し絵や番組でのリポートが、東西問わず書いてある なかなかいい本である こんな僕が「温泉にでも行ってみるかぁ」と思ったね ほんま考えてみるか】

※ラブリー志賀の「干しぶどう日記・11日目」>>>キッカケはコチラ!
【早くでき上がる方法は、ざるに枝から取ったブドウを並べるそうだ 今、落ちてしまったブドウは、なっ、なんと「37粒」である 確かに萎むのも早い 完成に刻々と近付いている しかし、枝に残っているは30粒ほどである 今、葛藤がある 枝から全て取り外すべきか否か……】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

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