www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
10/09「レーズンな日常」 バックナンバー >>>
まずお詫び。山中くん、船渡くん、ごめんなさい。多分コレを見ているだろうから、ここで謝っておきます。「やん事無き」理由により開店休業状態でした。今度サービスしますわ。もうすぐええスコッチ入るから。

いつからか僕の店には、枝付きの干しぶどうを出すようになった。あぁ、ブレーン・卯目くんが僕の自宅パーティの時持ってきたのが最初やったな。こんなパーティって、手みやげでセンスが出るもんや。六甲の知人の会に参加したとき「角瓶」持っていったらみんな引いてたもんな。レーズンパンやサラダ、ドライカレーなんかに入っていたりするブドウは嫌いな人も多いが、こいつは枝が付いてる分、不思議なほどに瑞々しさが残っている。酒にも結構合うので好評だ。

10月、11月はブドウの収穫時期。ボジョレーヌーボーは今年イイ具合だそうだが、併せてこの枝付きは日本への出荷が止まる時期となる。ウチのは「カリフォルニアレーズン」だが、品種は解らない。このままワインになれば、貴腐ワイン(収穫を遅らせて干しぶどう化したモノで作る蜂蜜のように甘いデザートワイン フランス・ソーテルヌ地方、ドイツならトロッケン・ベーレン・アウスレーゼなんてランクが有名)になるんだろうが、色々種類を試してみたが、店で出すのは今の枝付きに落ち着いた。しかしこの季節、残念ながら店にはない。

なぜかサッカー選手が兵庫・吉川でブドウ狩りに行って、おみやげに巨峰系?の立派なブドウをもらったのは、もう数週間も前のことである。たらふく食べたし、お客様にも出した。これまた過日にもらった岡山の皮ごと食べられる「桃太郎ぶどう」も絶品だったが、皮を出しながらのチョイと貧乏くさい「種なしブドウ食べ」もまた、おつなモノであった。

家のでかい冷蔵庫に溢れたくらいだから、結構一杯毎日食べた。幸せなことだ。そしてそれから何日か経ち、3日ほど前に野菜室を開けるとすっかり「ハリ」の無くなった一房のブドウが奥に隠れていたのを見つけた。「こりゃ食えんわ」……シワシワになったそいつを持ち上げて、泣く泣くゴミ箱に入れようとした。

「待てよ……?もしや……!」

干した。バルコニーに出て、物干しの洗濯バサミに枝の幹を挟んで干した。干し柿だって干し芋だって、田舎の家の軒にぶら下げてあったのを覚えてる。スルメや干物は天日にさらして、海沿いの漁師宅に並んでいたりするが、果物や穀物は日陰の方がいいのだろうか?気になってグーグルで「干しぶどうの作り方」って検索してみたが、大した情報もない。とにかく干してみた。

で、明日から文末に『ラブリー志賀の「今日の干しぶどう日記」』を設けることにする。これでホンマに干しぶどうが出来たら快挙だ。お客様に出す日も近い。よく「枝付き干しブドウって珍しいよね これどこで売ってんの?」と聞かれて「ウチの嫁はんが作っています」とウソこいていたが、これからは「僕が作ってます」と堂々と言える。乞うご期待である。

てなわけで、最近文末コーナーが増えたが、明日より随時報告を待て!


※「志賀」本日のコトゲンゴンその5《一(言)・提(言)・一過(言)》
【水曜夜」、関西で地震があった 気象といい世相といい、オカシナ日本である そう考えると余計に僕は、変わらない店を続ける意味があるってもんだ】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga
n