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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日中は快晴の神戸、干しぶどうも思う存分日光を浴びた。彼らは日ごとに、より小さくなっていく。それは決して悲しさではない、嬉しい「羽化」だ。

今日は思いの外反響の多い「干しぶどう日記」について、メインの日記に書かせてもらう。いやホンマ思いの外である。過日のおばあちゃんや、「ぜひ食べさせてください」というメールや声も戴いている。多分それは「枝付き干しぶどうが珍しいこと」「作り方をほとんどの人が知らないこと」「ナンダか旨そうなこと」によるものなのだろう。

しかし予め断っておくが、見様見真似どころか作り方、その実態も掴めないままに、♪時の過ぎゆくままに、♪川の流れのように、♪時には娼婦のように……かなりええ加減に取り組んだために、皆様の大いなる期待を裏切るのではないかと実はかなり心配している。いっそ先日の暴風雨で飛んでいったとか、隣人の佐川満男がバルコニー越しに持ち去っていったとか、何かと理由を付けて終わらせる手もあったが、如何せんこの反響である。迂闊に嘘はつけない。

最も心配しているのは「干しぶどう」の「干し」を、勝手に「物干し竿」に干すことだと解釈したことに端を発する。考えてみれば、ビニールを敷いてそこに寝かせて天日にさらしてもいいわけで、何もぶら下げる必要はないのではないか。と言うのも、ここ何日間かのブドウ日記を見ていただいて解ると思うが、だんだん熟した柿のように、歳と共に寂しくなる頭髪のように、時には娼婦のように(もうええか)、ポトリポトリと一つずつ粒が落ち続けているのである。

このままいくと、枝が付いてナンボのヤツらが、ぶどうパンに当然の如くのさばっているただのレーズンになってしまう。「わしゃこないだまで枝に付いとったんやで」とドライカレーに混じったただのレーズンに言ったところで、「でも今、一緒やん」と返されれば、萎んでしまうしかない。干しぶどうだけに。

そして心配の種(ブドウは種なしやけど)がもう一つ。こいつらは単に「腐ってしまう」んじゃないかと。「いやいや干しぶどうは貴腐ワインのブドウにあるように、かびが生えてしまっても甘く美味しいワインになるのだよ」と田崎真也に言われたところで、腐ってるはずの納豆も賞味期限があるし、中華のピータン(♪夜と朝の間に〜そりゃピーター・池畑慎之介)にも限界があるはずだ。ただ腐ってて、妙に酸っぱくて、梅干しみたいになってたら非常に困る。

ともかく、ラブリー志賀の干しぶどう日記は今後も更新する。ロマンチストゆえの「ラブリー」というネーミングに込められた、志賀の壮大な観察日記にオチはない(粒が全部落ちてしまうという意味のオチと掛けてるのやな あぁ志賀って、なんてラブリー!)。頑張れ干しぶどう!落ちるな干しぶどう!!


※「志賀」本日のコトゲンゴンその12《一(言)・提(言)・一過(言)》
【11月第二週末、東京行きを決めた 8日の婚礼出席のためだが、思い切って初めて営業日・土曜を休み10日の夜から店を再開する 実は最近まで休むことを決めかねていたが、昨日東京の新郎からの電話で思いは固まった 「志賀さん、店あるのに来てもらっていいんですか?」その電話がなかったら日帰りも考えていた そんな弟のような彼と共に、東京の夜をゆっくり過ごしてきたいと思う】

※ラブリー志賀の「干しぶどう日記・7日目」>>>キッカケはコチラ!
【7日目だけに、七粒落ちた うぅっ……】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

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