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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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曇りがちの神戸なのは、起きるときの背中の痛みで判った。そんな夕方、>>>10/4日記「同じ日にオープンした店」に反応して、ある編集者から連絡が入る。
「そのうどん屋さんってどうなん?」

もし辺鄙なところにあるその店が美味くて知る人ぞ知る店であったのなら、街の噂としてリポートを書いてくれてもいいよ、なんて有り難いお話を戴いたが、実はまだ入っていない。と言うか、人が入っているのを見たことがない。火曜夕方6時、確かめるべく僕は車を走らせた。文筆活動デビューの一歩のために…。

店に着くと通りすがりでは分からない情報が飛び込んでくる。なんとそのうどん屋の隣には「名代うどん」と老舗らしき「まっとう」な店がデンッと構えている。近くにではない。いや、ホンマに隣りなのだ。ラーメン屋の横に別のラーメン屋があっても、老舗うどん屋の横に立ち食いうどん屋など聞いたことがない。(多分うどん文化大阪にも「うどん屋横町」など存在しないと思う)

一つ訂正しなければならない。あの日の日記に「手書きの看板」と書いたが、近くで見ると「フリーハンドのカッティングシート」であった。まぁどちらにしても素人の域は出ない。しかも驚くべきことに「立ち食い」ではなく「立ち『喰い』」と書いてあって、食うというよりは喰らうという表現が似合いそうな間口1.5mである。(隣の老舗は6m以上はあるな)

筆者は潜入取材を敢行しようと、夕方6時になぜか半分閉まっているシャッターの奥を覗き込む。なっ、なんと!立ち喰いのくせに、丸いパイプイスが並んでいるではないかぁ〜!と>>>02/3/29日記「今は無き、とっくりとトリック」で書いた「地酒・肉処 トリック」のことを思い出した。まぁ何時かに営業しているのは確かだが、ゴールデンタイムに閉まっている、ナンとも不可思議な店なのである。「志賀」を開けるため、泣く泣くひとまずそこを後にした。

筆者は推測する。まさか隣の経営者が関係しているとは思えない。その「喰らう」店の営業時間は夜から朝方なのではないか?そう言えば三宮にも隣同士洋食屋で、双方営業時間を外しどちらも賑わっている店もある。確かに同じ時間帯に営業してしまえば、「食うか食われるか」いや「喰うか喰われるか」いやいや「喰らうか喰らわれるか」……ともかく、この店にはそそられる。

今、水曜の午前6時に店で日記を書いている。今からその店が開いてるか否か、確かめに行こうと思う。またその辺は、この日記でリポートしたい。


※「志賀」本日のコトゲンゴンその4《一(言)・提(言)・一過(言)》
【「ほげぇ〜!」って驚いて叫んだとき、「捕鯨」を思うのは俺だけかね て言うか、そんな声で叫ぶヤツ俺くらいか】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

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