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■ 中毒性日記 2010
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜日夕方、はっきりと見て取れる稲妻の軌跡と激しい雷音に、近くに落ちたのが分った。どうやら隣のマンションの避雷針を直撃した雷は、自宅のバルコニーサッシを揺らすほどだった。程なく暗く厚い雲から雨なのか雪なのかが降り出してきて、ひどい風も吹いていた。しかしお陰でここ数日ほどの寒さはなく、濡れたアスファルトを三宮と急いだ。クリスマスを終えたマチは、年の瀬の様相である。

思えば、店を移転するとは思わなかった。誰よりも同じ場所で続けることの意義や、想いを持ち続けていたかった。そこには、15年近くやってると起こるイレギュラー、建物躯体の老朽化、相場の倍の家賃、路面ゆえの招かれざる来店客…まぁ条件は色々あった。決めたのは春だった。店を続けるのなら神戸で、しかも加納町で探したが、移転のコスト諸々を考えると現実味もなく、実は神戸を出ることも視野に入れていた。人の少ない三宮に、やる意義を問うていた時期だ。

どうせやるなら、知人も多い生まれ育った京都もいいななんて漠然と思ったこともあった。しかし、震災に遭って更に好きになった神戸を離れることは、後髪引かれる以上に逃げるようで、いや素直に言えば寂しかった。もう故郷のようだから。

旧店舗を出ることにより一悶着以上に色々あったが、人に助けられて7月に移転。それでも問題はまだまだある。僕は、京都のボンでも公家の出でもないが、「人を信用し過ぎて甘い」などと言われたりすることが多い。つまりは、メディアの情報や電卓の答えすら疑いに掛かる僕が、人にはそういう気持ちを持てないせいで、トラブルを背負ってしまうことも多いのだ。まさにええ歳して何を言っているのだと思うのだが、人を受け入れる分、人に悩み、それらに付随する諸々に悩む。

周りは僕をそういう風に見ていないようで、「自由に思い通りに生きることができている人」だと思われているフシがあるが、決してそうではない。ただ弱い男だ。

今は、「人並み」がいいと思うようになっている。
その前に乗り越えないといけない壁を、目前にしている。


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※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
弱気? …むしろ強気だ

※志賀氏的伝言板
大晦日(元旦朝方)まで休まず 】 


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