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■ 中毒性日記 2010
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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祝日の車は三宮に近付くほどに多く、やはり他府県ナンバーに溢れていた。

夕方、元町の大丸百貨店へ。普段はコッ恥ずかしくって行かないオープンカフェに姉妹と座る。GUCCI裕三前の通りは工事中で、それでも並ぶ車の列が多かった。クリスマス前の祝日というものは分りやすい。上客と思しきオッサンと、三宮のクラブのチーママやおネエさんが多かった。知ってる顔の女性と目が合えば、バツの悪そうな感じだったので知らぬフリをする。夜のマチで働く人間の礼儀。
そうしてイブイブはブイブイ過ぎてゆく。

京都に生まれ育ち、大学時代を大阪で過ごし、社会に出てからは全国転々としたが、住み良いマチは神戸だと思う。適度に狭く、何でも揃う。月並みな話だが、海と山にこれほどまでにすぐ手が届くマチはそうない。横浜が何かと比べられたりするが、ココまでコンパクトではない。世間が思うほどオシャレだとか異国情緒まではさほど感じないが、洒落っ気のある外国人(観光客ではない)は確かに多い。

そして神戸は、クリスマスの似合うマチでもある。無宗教でもほとんどの国民が浮き足立って、アニバーセルにしてしまうわけだが、なるほど、マチはクリスマス前のSaleの様相だった。どうりで挙って人々が足を運ぶわけ(つまりモロビトコゾリテ)だが、そんなセールの時期には全く関係のない大丸2階高級店のショッパーを持って歩いている人は、さぞかし優越感に浸っているのだろう。まぁ、相当高かった同じ商品が安くなっていれば、解らないでもない。しかしいずれにしても、セールは行かない。何せ人が多い。記憶によると、僕が最後にセールで買ったのはホールトマトの缶だ。1年以上、まだ家にある。あかんがな。

世の中はセールに溢れている。その昔、背筋を伸ばして訪ねたはずの百貨店でさえ、年がら年中休む間もないほどに叩き売りである。定価などあってないようなもので、ちょっとPCに入力すれば、最低価格を教えてくれる。

商品の価値はどこに行ったのだろう。アッチの方が安いと見付ける前に、それが人でありその場所であり、付加価値を含めて買い受け手にした商品への想いを見出そうとしなくなっている。家で飲む酒と同じものをマチで飲むことで生まれる付加価値、つまり安堵や気付きやチカラを求めようとはしないのか。それは人間の営みに不可欠だと僕は思っているのだが、近頃のマチや人はその部分が寒い。

そんな僕も今、店のアンプを価格.comで見ている。すまん。


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※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
Saleの時しか百貨店に行かなくなってないか?

※志賀氏的伝言板
大晦日(元旦朝方)まで休まず 】 


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