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日曜の雨が嘘のように、午後から快適な陽射しが差した神戸であった。DTP発注分のアップが月曜にあったので、自宅で印刷会社からの連絡待っていた。それを持って、夙川まで納品に行く予定にしていたからだ。一旦昼に起きメールのチェックをし、枕元に携帯電話を置いてまた寝ていたら、何と電話があったのが16時半である。まぁいつもよりよく眠れたわけだが、待っているクライアントにすればどうなってるの?とヤキモキ(死語)したことだろう。結局、夙川に着いたのは18時。その日の納品としては、ギリギリセーフ(死語)で事なきを得た。
仕上がり時間のイメージにそれほど違いはなかったが、「上がりは○○時くらいです」と昼には連絡があるものだと思っていた。そうすれば、その時間に印刷会社近くにいて、仕事でもしながら待機できる。夕方電話があった一言目は「もう上がってるそうです!」とのことだった。この会社は忙しいのに営業部隊が少ないので、こうした行き違いが起こることも少なくない。こんなちょっとしたタイムロスは、本当にもったいない。車だと、夙川が意外に近いことが幸いした。
ちなみに、DTPとは元々どこかのソフトメーカーが提唱した(?)言葉で、「Desktop publishing」のこと(デジタルの略だと勘違いしそうだ)。机上の出版ツールがそうして進化を遂げて、今ではデスクトッププリプレス (Desktop prepress)と言う場合もある。版下、製版フィルム、プレートなど印刷工程上の出力、もしくは印刷物を直接出力できる形にまですることで、上記のDTPと区別するためにDTPr、DTPRと呼ぶこともある。とにかく、プリンターやスキャナーが安価になり、PCが各人一台時代の今、アップルのDTPソフト独占から、今ではWindowsマシンにも対応ソフトが増えてマチにデザイナーが溢れかえっている。スキルに関して言えば、もう僕らなんかより数段上の一般人も多い。僕らは、感覚的なモノ、つまりイメージの加速とオリジンで何とか成立しているわけだ。
しかし何よりも、デジタルを扱う人間には「味」がないといけない。その人間味をもってすれば、理解し合える土壌ができる。いつからか欧米の波からフレックス、SOHOなどという言葉が浸透し、直接目の前で交わすことのないコミュニケートがまかり通るようになった。しかしそこには「味」も「実」もない。
夙川で、オリジナルの挨拶状と名刺と封筒を心待ちにしていたクライアントに、納品を終えた。カウンターに美しい切手の数々が置いてある。オープニングの案内、500通もの封書に貼るそうだ。まとめて料金後納も、郵便局に行けば10通以上でやってくれるはずのものだ。手紙、直筆が薄れる昨今、そうして想いを持っているクライアントの仕事ができて良かったと思う。
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※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
【 次の夙川行き、最終納品は6日だ! 】
※志賀氏的伝言板
【 10月新店初のバーテンダーズナイト予定 】
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