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連日のもうどないしょ略して猛暑、涼しい室内とモーレツ(死語)な熱気の屋外との寒暖差にヤラれそうである。甲子園では兵庫の報徳がまた勝った。日中は打合せで動いているか寝ているかの夏だから、それほどしっかりと観ていないが、新潟明訓との対戦はなかなかの好試合だったと思う。そう思うには理由がある。
高校野球と言えば、自己犠牲の場面、ファーストベースへのヘッドスライディング、諦めないひたむきさやがむしゃらな姿が初々しく(ウイウイシイとは変な言葉だなウィ)新鮮であり、好感が持てたものだ。それらは大人のプロ野球や大リーグといったエンターテインメントとは違い、「高校生』「青少年」らしさに溢れていたものだった。トーナメント、一発勝負という刹那もあるが、余力を残さない全力投球が、観ていて清々しい顔だった…スガシカオ…シガスカオ -_-;
野球を知らないなりにも、スポーツにはセオリーがあることくらいは解る。一番が塁に出て、二番が送り、クリーンナップが長打を放つ。1アウト満塁ともなれば、バントだってタッチアップだって選択できるが無理をしない。一丸となって繋げることが「全員野球」であり、それらの役割がまさしくポジションに表れていた。
しかし今大会を観る中で気になるのは、大差が着く試合が多いということと、それで勝ったチームがもろくも次の試合には打線爆発することなく敗れるというケースである。ある有名高校野球のコーチにこんな話しを聞いた。慎重に点を取らないといけない場面にも、皆“ マン振り ”(フルスイング、思い切り振ること=当たれば大きいが反面リスクも多い)をする傾向にあるようだ。強打者が4番だという認識よりも、みんなが主役だと思っている。個人がそういう気持ちを持つことは悪いことではないが、何より親が区別差別を嫌う。よく言う、運動会で順位を付けないという話のように、優劣を付ける攻撃(「なぜウチの息子にバントをさせたんだ!」とクレームを付ける親までいるそうだ)が成立しないチームも多く、まるで全打席フルスイングの大リーガー化した高校生が増えているというのだ。
そんな高校生達が社会人やプロ野球選手になった時が少々恐ろしいと思ったりもするが、この日見た報徳と新潟明訓高校の試合は、如何にも高校野球であった。双方スター選手を多数輩出するチームではないが、組織として上手く機能している印象がある。脇役をも厭わない、何とも気持ちのいい野球を観た。
ただし報徳の次の相手は沖縄、地区予選を危なげなく大差、チカラの打線でねじ伏せてきた興南である。組織力、ひたむきな本来の全員野球で立ち向かう報徳。本日11時からの試合、ちょうど午後の打合せ前には結果が分かりそうだ。
※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
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※志賀氏的伝言板
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