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日曜月曜と帰っていた京都は確かに暑かったが、いやいや神戸の日中も暑い。毎年「今年は暑い！」と言っているようではあるが、移転して初めての夏は、店にも影響している。まずは水道からの水が夜でも温い。いや、熱いほどである。そして、通りに面した店の側面は全て窓なので、いくらシートやブラインドを下ろしていても熱気がこもる。こもりのオバちゃまである。
「暦の上では…」とニュースでは囃し立てるが、当時の寿命に対する厄年と同じで、昔とは違う。暑さの質と言うか、もう桑田佳祐の言う、太陽は罪なヤツでは済まされないくらいに、陽光がイヤラシい。厳罰に処す、である。誰かが言っていたが、盆を過ぎなくてもクラゲがわんさか出たり、あれほど騒がれた越前クラゲは同じ場所にはピタリといなくなっている。越冬ツバメはまだいるのか。ヒュルリヒュララ。そんな中、とうとう熱中症になったかと思った。
深夜、店からの帰り、比較的綺麗に映るナビ悦子（僕のカーナビをそう呼んでいる）のNHKではアニメがやっていた。近頃のNHKは、民放と変わらない番組構成である。お笑い、バラエティもJ-POPも多過ぎる。僕の昔、NHKの楽しみと言えば、「プリンプリン物語」か「レッツゴーヤング」くらいしかなかった。今はオールスターキャスト（昔と意味合いが違う）の大河も観ない。僕のイメージは、「JIN-仁」内野聖陽の方が近い。内野の大河、山本勘助「風林火山」は良かった。と言いながら、福山雅治の「蛍」はいい歌詞だと思う。
そうそう熱中症。午前2時を過ぎたNHKで、野球アニメが流れていた。まぁおそらく再放送だろう。『メジャー』という漫画である。タイトル通り主人公が野球少年から大リーガーになって活躍する話のようで、2004年から現在まで6シリーズ続く、24（トゥエンティフォー）並みのヒット作だそうだ。爺さん婆さんが出てきて、何だかいいシーンのようであった。
「としや！としやぁ〜！」
僕の名を呼ぶ画面の向こうの爺さんに、ブレーキを踏みそうになる。主人公のライバルでメジャーリーガーの「佐藤寿也」（これで「としや」と読むらしい）であった。としやは男前である。何だか誇らし気に、敏哉は寿也を見守った。
メジャーのトシヤは頑張っていた。
マイナーなトシヤは今日も負けじと店に立つ。
※今日のヒトゴトではないヒトコト＆ヒトリゴト＆ヒメゴト
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※志賀氏的伝言板
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