www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2010
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
7/28「志賀、ガイジンを連れ歩く」 バックナンバー >>>
27日火曜日。店に入る前、近くの中華に向かった。カウンターの手前の席が僕の定位置になっているが、夕食時でもすんなり座れた。暑いせいか、珍しく人もまばらである。ほどなく、男3人の外国人が「ドラフトビアー、アサヒ」と注文しながら入って来た。欧米人はカウンターが好きなのか、彼らはテーブル席でなくわざわざ僕の隣から、並んで座った。

近頃ローテーションで休めるようになった中国人家族の営むこの店だが、英語ができる(かどうかは分からないが、よく教本を読んでいる)息子(22歳 頬のホクロから毛が12cm)の休みの日であった。ホールは片言の日本語しかしゃべれないお母さんと厨房にはオヤジさんがいる。メニューを持ったままガイジンは立ち上がり、店内唯一の料理写真を指差して「ディス、アンドディス」と注文するが、それがケータリングのオードブル写真で、まず今はあるはずのない伊勢海老だったりするものだから、お母さんはなぜか日本語で「ソレハナイ」と答えてラチが明かない。挙げ句にガイジンは他の席に行き、今まさに日本人客の食べている途中の料理を指差し、「ディス、アンドディス」と繰り返していた。

「ドゥーユースピークイングリッシュ?」

予感はしていたが、何だかよく解らないテレビの、ピカチューらしきアニメを観ているフリをしていた僕に、隣に座ったままの一人が話し掛けて来た。一応、ホテルでは接客英語くらいは話したし、先の神戸製鋼外人コーチとは色々話したりもしたから「イェ〜」と、めっちゃホリデー!くらいの勢いで応えてしまった。小さい頃、親の関係で外国人が家に出入りしていたし、遠足では欧米人と見るやなぜかサインをもらいまくる小学生だった僕は、それには物怖じしない性格である。しかもセサミストリートと漫画「ブロンディ」で育ち、洋楽を聴きまくったお陰でイントネーションはいいようだ。案の定、エラい勢いでしゃべりかけられる。

彼らはテキサスから出航した、世界を回っている船員で(目的は聞き逃した)、この日初めての神戸にやって来た。3日間滞在するらしい。魚介類はいらない。もう飽きている。肉だ。肉なら何でも食べたいが、3人でシェアしたい。…言ってることは至ってシンプルで、とにかく厨房のオヤジさんに「鶏、豚、牛を揚げたり焼いたり煮込んだりして、少しずつ出してあげて それまで、蒸し鶏でも食べさせておけば大丈夫」と伝えた。中国人夫婦は終始、笑顔だった。解らない時のアジア人は、とにかく笑顔だというのはホントだった。

店に行き少し経ってから、解体撤去がまだ少し残っている旧店舗を覗こうと表に出ると、アサヒビールの大瓶をラッパ飲みするさっきのガイジン3人がこちらに向かってくる。酔ってないテンションで、しかもガイジンに絡む勇気もないので、直ぐさま駐車場の車に乗り込みジッとしていたら、ナンとガイジンが向かって来た。「ドゥーユースピークイングリッシュ?」またである。

車を出ると、隣に座っていた一人が僕だと気付き「ワァオ〜、どこかいい店教えてくれよ」と聞いてくるので、ここの2階に僕の店があるとは言わずに、リクエストを聞いた。どうやら人が多く集まっていて、音楽があり踊れて、女の子もいれば最高だそうで、「カラオキー、カラオキー」とおそらくカラオケも欲しているようではあったが、それら全てが合致する店などあるはずもなく、仕方なく「フォローミー!」と一緒に三宮のマチを3人のガイジンと共に歩いた。

考えていた店はもうなくなっていて、結局ダーツなどゲームがあって、若者や外国人も集う、外国テイストな店を選ぶしかなかった。あとのことは知らない。一緒に飲もうと誘われたが、ビジネスタイムだと言って店に戻ることにした。「ウェイッ、ウェイッ」待つように言われ、一人の一番背の高い男が財布を出した。僕はガイドではないし、そんなものをもらうほどのことはしていないと、おばちゃん同士の支払い時くらいに、財布を仕舞ってくれと慌てて繰り返した。




テキサスに来たら連絡くれよと、名刺を渡された。




※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
そりゃそうだ

※志賀氏的伝言板
【8/7(土)は15周年  パーティーは8/28(土)予定!


◆この日記に コメント したい方は、神戸加納町 >>> 「BAR志賀」【ブログ版】へ! (HP日記のみ更新・ブログのみの画像もあり!)

◆携帯から見るブログ版! http://ameblo.jp/bar-shiga/


Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga