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■ 中毒性日記 2010
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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水曜日、梅雨の晴れ間は暑いほどだった。

須磨月見山のコープの前で、モノクロ名画のDVDや懐メロCDがたくさん並んでいて、僕の母親世代が食い入るように見ていた。オードリー(春日ではない)の「ローマの休日」や、ジャン・コクトーの「オルフェ」は僕も欲しいくらいだった。映画はリバイバルで観ても、懐メロのほとんどはその時代で止まっている。映画なら手に取ろうとするが、リアルタイムではない歌謡曲CDを、わざわざ見ることはほとんどしない。CDコーナーを見ると、ど真ん中に田端義夫が笑ってた。

山手幹線道路から南に入る三宮東門、そのすぐ西側に少し歩いたところにペットショップがある。深夜まで開いている店で、仕事を終えた夜の雑多な人種が覗いたりする、ペット好きの夜の蝶(死語)などにも癒しのスペースだった。眠るはずの時間に煌煌と照らされる灯りの下、犬達が気の毒に思えたものだ。その向かい側道路に車を停めて、僕はいつもレモンとライムを仕入れに行くのだが、この日にふと見ると、「閉店セール」と書いてあった。生き物にセールも何もないとは思うが、30%OFFという貼り紙に虚しくなった。不景気を絵に書いたように確かに閑散としている三宮である。その貼り紙が、三宮の街全体を表して「30%OFF」と言われているようにも思えた。マチの価値が下がっている気がした。

向かいの玉撞き屋を覗くと10代の頃から知っているインド人が、イギリスに留学して戻ってきてから近頃結婚して、28歳の立派な大人になっていた。インド人はなぜか、中学生でも髭面が多いので、あんまり昔と変わった感じがしなかった。挨拶されてすぐにソイツの名前を呼ぶと、彼は嬉しそうに、米国アニメの「大魔王シャザーン」に出てくる子供のような笑顔を見せた。10数年ぶりの再会は、玉撞き屋が続いているからできることである。有り難いことだ。

17日はまた、アシックスミュージアムにて、環境校外学習講師のお仕事である。ワールドカップ最中でそういった話題も必要かと思うが、子供がどれほどそういったものを観ていて、どのように感じているかには興味がある。なぜなら僕の小学校の頃は、自分がやっていたスポーツ、ラグビーしか観ていなかった。あの頃はテレビでもよくやってたし、グランドへも観戦に行った。なぜかジャイアンツの帽子をかぶっていた(しかも黄色ベース)という記憶があるが、それは明らかに巨人ファンではなく、「巨人の星」ファンだったからだ。つまりは他には目が行くこともなく、それだけ情報過多ではなかった時代に生きた僕のあの頃と、今の子供達との違いも知ってみたいのだ。それはともかく、今回は髭を剃らずに臨もうと思っている。「どうも、イチローです!」という掴みで行こうかと目論んでいる。


※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
21日(月)〜26日(土)ラストウィーク!

※志賀氏的伝言板
【現在店舗最終営業日まで、 あと9日!


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