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■ 中毒性日記 2010
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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7日、月曜日。夕方から女子プロとの食事会を誘われていたが、すっかり忘れていた。まぁそんな気分でもなかった。行けば確実にあのプロやあのプロがいるそうなのだが、土日炎天下のはしゃぎ過ぎの疲れもまだあるし、何より僕はそれどころではない。店の移転、図面変更や立面の仕上げイメージを思案中であり、並行して競馬のデザイン案件についても考えないといけない。ちなみに、女子プロとは今週末のゴルフサントリーオープンに出場する女子であり、プロレスラーではない。

日曜、朝から「神戸フィエスタ」に行って満腹だったはずなのに、その夜初めて行った南京街穴場の有名焼鳥店で、締めの釜飯まで一気に平らげた。そこのオヤジさんは一見頑固で無愛想に見えるが、スポーツの話など色々すれば、どうやら僕は気に入られたようであった。オヤジさんは昔、柔道をやっていたらしいい。

「最近の柔道着って、どこのメーカーがつくってんの?」

体育大学出身だと話したせいか、知る由もないことを聞いてきた。

「道着って、日本ナントカみたいな専門業者のほぼ独占じゃないのかな?」僕がそう答えると「そやねん、あの世界はあんまり進化がないはずやねん」とオヤジさんは頷きながら、焼き物を終えた手持ち無沙汰を、矢継ぎ早トークで補っていた。

日本のお家芸であった柔道だが、周知の通り今では「組んでこない」外国人選手が目立ち、ルールの落とし穴につけ込まれるケースが勝利に繋がっている。「柔よく剛を制す」為に必要な、技をいなす、技に技で応える姿が観られないのは確かに面白くない。元来の柔道とは違うスポーツに映るが、これが近代柔道だとすれば、もしかするとユニフォーム、つまり柔道着も変わっているのかも知れない。

例えば、今では襟がなく、身体にフィットしたポリエステル素材のウェアになったラグビー。掴まれ難く、汗や雨で重たくもならないメリットで、世界的に主流となった。日本でもそのユニフォームに移行していったが、神戸製鋼ラグビー部は綿素材で、ゆったりとした元来のジャージにこだわった時期があった。当時の契約スポンサーナイキのウェアを着て「連覇」していたころからの験担ぎだった。 (ちなみに、以前にも書いたが、世界ランク1位(現在日本13位!)のNZオールブラックスは、そのアイデンティティである「黒」のため、基本必要不可欠のアディダス3本線デザインを拒み、それを許されている数少ないチームである)

では柔道がどう変わったのか。気になって色々調べてみると、いつからかは分らないが、日本代表の道着は総合スポーツメーカー「ミズノ製」だそうである。サッカー日本代表がアディダスだったり、ラグビー日本代表がカンタベリーであることからすれば、やはり発祥国で安心はしたが、職人がつくっていたはずの柔道着は今はもう少ないようである。国際柔道連盟管轄の大会では、使用規定でミズノ他海外3社(今や柔道大国となったフランス2社、ドイツ1社)に決められているようだ。つまり柔道着は今や世界でもつくられている。ナンと最近になって、アディダスまで参入。若い世代に訴え掛け、実際ヨーロッパでは選手の着用も多いそうだが、この使用規定の何だかキナ臭い背景があって、アディダスはそこに入っていない。

今や、世界199の国と地域が加盟の柔道に、たった4社の限定。
進化しているようで、進化していない柔道界を知った。

焼き鳥屋のおっちゃんに、教えてあげないとな。


※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
【ちなみにアディダスの柔道着  肩から腕に掛けての3本線が入っている

※志賀氏的伝言板
【現在店舗最終営業日まで、 あと17日!?


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