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■ 中毒性日記 2010
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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また夜になると少し寒い。木曜朝、「戻り霜」だと45年ぶりのこと。

大きな郵便局のメリットは、24時間対応の郵送窓口があること、やたらと大きいゆえに休憩場所が多いこと、18時まで両替をしてくれるくらいのことだと思う。近頃はコピーを安くしているサービスもあったりするが、その横で何時間も延々と勉強に勤しむ学生や就活中のリクルートスーツの人がいて、何とも使い難い。

中でも「新券」の両替が18時までというものは、店をやってる僕には重宝である。銀行なら15時までだが、並んだ末の窓口でも機械でも、新券があるとは限らない。僕の知る限り中央郵便局は18時ギリギリに行っても待たされずに確実にある…ものだと思っていた。ところがこの1ヶ月ほどの間に行けば、常に五千円の新券が無いと断られる。面白いから二千円札を混ぜていいですよと言えば、それはやはり全くないので、仕方なく千円ばかりである。店の開業当初からずっとそうしている新券だが、近頃は釣りが千円ばかりで困った状況になっている。

あまりに何度も同じ対応なのは不思議な話である。窓口で尋ねると「日本銀行が新券を造っていない」の一点張りである。二千円なら仕方がないが、なぜ今五千円が造幣札止めなのか。じゃぁ、郵便局が造れよ!という訳には行かないのだが、少しキナ臭い経済情勢が伺い知れる…のか?

二千円と言えば守礼門。水曜日、沖縄から電話があった。

ハーバー倉庫街辺りのインテリアデザインオフィスにて、5月末展示会の打合せ。今回も2ブースを担当。またその業界にはない、インパクトのあるものになる予感。そんな中、沖縄からの電話である。僕のこれまでの経緯を知ってくれている人だった。ハガキを転送手続きしていないのでと言われ、店の移転先を告げた。それは良かった…互いに頑張りましょうと言ってくれた。一人で店に来てくれて、公私とも吐露し合った顔の見える関係性だから、そんな「普通」の言葉が嬉しかった。

しかし、腹を割ってゆっくりと話したことがない人間に、茶化されるように言われるメッセージは響かないし素直に受け入れられないものである。ナンだか、震災の時に他府県の人から「頑張れ」と言われた気分にも似ている。「共有できる」ポイントが違うのだ。一見強そうで自信家で、充実した生活を送っていそうな人ほどに悩みは尽きないものだ。つまりこの僕がそうであり、この数ヶ月考え込むことに明け暮れ、出した答えが旅立ちだった。その先がどこであろうとも、15年近くソクセキを残した場所を離れるのは確かに寂しい。そうした気持ちを知ってくれている人は、「普通」の言葉を投げ掛けてくれる。決して自分本位ではない。

店に着くと、向かいの玉撞き屋に沖縄出身のKクンが立っていた。神戸の専門学校を出て、今はポーアイ企業のシステム開発室にいる。昔よく一緒に玉を撞いた。

沖縄に縁のある、そんな一日だった。


※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
沖縄、好きである

※志賀氏的伝言板
【現在の店の最終29日まで、 あと16日


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