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■ 中毒性日記 2010
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜日。不安定な天候でも気温は安定。もう春と言っていい。その雲空と同様に、近頃日記が停滞気味である。まぁ色々やってるから仕方がない。義務じゃなく能動的に進めることだと思うから、物理的に時間がなかったり、書く心境でない限り更新はできない。それだけ、今は目まぐるしい日々だ。

高層階ホテルのエレベーターに乗ったら、外国人夫婦と思しき二人が入って来た。ホテル時代にお客様と同室した際の癖で「Good morning」くらいはこちらから声を掛ける。それも癖で、出る際に二人を先に促そうと階数ボタンパネル『開』ボタンにスタンバイするために近付くと、その太った大柄の奥さんが「ヤメテ」と身体が硬直するくらいに声を絞り出していた。一瞬、何が起こったのかと旦那さんの顔を見たが、そのすまなさそうな顔に、おそらくエレベーターにトラウマがあるのだと、僕はすぐにパネルから離れて直立不動の体勢に戻る。世の中には、閉所恐怖症、またはソコに閉じ込められたような体験を持つ人がどこかにいるのだ。何気なくやろうとした親切心が、相手には負担になることを改めて知った。

以前にも書いたが、店のお客様に、心臓の「遠隔操作」ペースメーカーを入れている方がいる。何年かに一度交換しなければならず、その金額は何百万にも上る。遠隔操作はGPSで管理、心臓が止まった時に衝撃を与えるものだが、誰かの携帯電話や、空港ゲートのセキュリティ、レンタルDVD店の出入り口にまで誤作動することがあるそうだ。つまり、意識のある状態で受けるその衝撃、痛みは尋常じゃなく辛いものらしい。見た目に判らないから優先座席に座るのも躊躇するし、歩きながら携帯電話で話す人とすれ違うことも避けなければならない。何事もなく過ぎて行くと思える日常に、僕らの知らないところで「事」が起こっている。

週末によくやって来る車椅子の男性のお客様がいる。10数年三宮の夜のマチに出ているが、こうして車椅子で飲みに来る人には出会った事がないと言う。やはり、行動を制限されてしまうのだ。しかし彼は、驚くほど力強い。頑張れなどと言う必要はないが、こちらがガンバレと言われているようにも思えてくるほど明るく強い(でもトランプは弱い)。そんな彼でも、気軽に行ける店は限られている。それは路面店か、上階に行くエレベータはあるかという事もあるが、段差や椅子がどうなのかを選ばないといけない。僕の店は段差がある。少し補助は必要であるが、彼はモノともせずに入って来る。カウンターの椅子にも、彼に言わせるとちょうどいい高さの椅子だそうで、難なく移るし、いい飲みっぷりでもある。

彼と出会ってまだ半年ほどではあるが、それも切っ掛けとなった。

重大発表が何たるかは、まだ彼しか知らない。


※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
【そう考えると、今の僕の弊害、壁は大した事でもない  やり遂げよう

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