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■ 中毒性日記 2010
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜日、また雨である。一気に気温が下がり、雪の降るところもあった。異常気象という言葉だけで片付けたくはないが、確かに不思議な感じだ。段階を踏んで、ゆったりと春になるのはまだ先のようである。

「BEAMS HOUSE」が20日に旧居留地でオープンする。既存ビームスの大人版で、関西では1号店だそうだ。社長絡みで招待状をくれると随分前に言ってくれていたが、いつ届くんだろうと思っていた。周りで招待状が来た人がいたので、念のためと広告だらけの自宅ポストを覗いたら紛れてあった。まさか自宅に送ってくるとは、教えてたっけ?と不思議に思った。とにかく、神戸は今、バーニーズ、ユニクロ、オリエンタルホテルと出店ラッシュだ。

19日夜のレセプションパーティーに、ちょっとしたセレブリティを連れて来てとのオファーもあったので、プロスポーツ選手などを誘ってみる。ガタイのいいトップアスリート達は、ホントにスーツ姿がよく似合うし、何より目立つ「何か」を持っている。今回の店ならば、イメージにも合うはずだ。

そういったオーラにも似た独特の雰囲気は、華やかな世界とは裏腹な見えない努力、練習の賜物である。常人にはなし得ない能力、強靭な肉体、メンタリティ、集中力は、相当の時間と諦めない気持ちが必要なのだ。特にメンタルは大切である。プロと名の付く選手ならば、100%に近い実力を出せばそれなりの成績を残すことができるはずだが、それらはメンタリティに掛かっていると言っていい。

プロレスラーに知り合いがいるが、彼らはヒンズースクワットをリングの上で2時間ほどぶっ通しでやるらしい。5、6人で終わってみれば、マットは汗で水浸しだそうだ。先頃引退を決めた、神戸製鋼ラグビー元木由記雄は高校時代、練習のあるほぼ毎日、淀川の河川敷で“自分の身長が入るほどの穴”を大きなスコップで掘っては埋めることを繰り返した。体力的な話ではないが、1.5mのパットを100球連続カップインするまで練習を止めないプロゴルファーも多い。「それだけやっている」という自負が、自信に満ち溢れた顔やフィールドでのプレーをつくる。

ただし、頭と身体は違う。脳からの指令に身体が耐えられない場合もあれば、数字やデータでは計れない「火事場の馬鹿力」のパフォーマンスを披露できるタイミングもある。神戸製鋼ラグビー、現役続行を決めた大畑大介はその昔、右足が着地する前に左足が前に出てしまうという身体の過剰反応に悩んだ。異様に足の回転が速いから蹴つまずくこともある、いち早くトップスピードに乗るためには邪魔になりそうな能力だった。水の上を走れそうな話なのだが、身体をコントロールし活かすことのできるバランスも、アスリートの才能なのである。

メンタルの話で言えば凄い話を聞いた。かの長嶋茂雄のエピソードだ。

彼は現役時代、1回から9回(場合によっては延長戦)まで、相手のピッチャーを知った上でそれぞれの自分の打席、そしてサードの守備を一通り最後までシミュレーションしたそうだ。そうすることにより、練習から試合を迎えるギャップを無くし、すんなりと試合に臨めるということらしい。

確かに、こういう経験は僕にもある。慣れない婚礼の司会を頼まれた時に、リハーサルを繰り返した、アレと同じである。大学で講義をする時にも、何を話そうかとあれこれ思うよりも、その雰囲気をイメージして話している自分を何度も想像した。すると何となく上手く行くものだった。

ただ、これだけで終わらないのが長嶋茂雄である。

一通りシミュレーションした後に彼は、

試合をせずに帰ろうとしたところを、チームメイトにいつも止められたらしい。


※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
「追い込む」くらいの努力も必要だな

※志賀氏的伝言板
20日、春のバーテンダーズナイトやりますよ


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