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金曜午後、自宅のインターホンが鳴る。警察官の地域巡回だと言う。やましいことはないのだが、何となく気が引ける。この時世、偽警官の可能性だって無いとは言えない。ゆっくりと、睨みを利かせてドアを開けた。制服の警官だった。
以前に出した家族構成表を見ながら、彼は話しを始めた。それが僕の直筆だから安心するが、いきなりその警官の携帯電話が鳴ったので話は中断となった。ナンと着メロである。しかも、バラエティー番組のテーマ曲であった。相手はどうやら大した用事でもないらしい。今、巡回中だからと話し「うっとおしいなぁ、ハイハイ」と適当な返事をして警官は電話を切った。同僚？まさか私用電話か？再び一人暮らしに変更事項はないかと確認され、近頃原付やバイクの盗難が増えていますので鍵には気を付けてくださいという言葉を残し、事務的に警官は去って行った。こんなヤツらに地域を任せているのかと思うと、自警団を作りたくなった。
5日に渋谷の道玄坂にユニクロのメガストアがオープンしたのをあらゆるニュースで観た。タレントを使いテープカットのセレモニーまでして、オープン前の行列を作ったようだ。実は同じ日、神戸大丸のすぐ近く、元町一番街入口にも同大型店が新規オープン（バーニーズニューヨークも）していたのだが、関西ローカル局以外はあまりクローズアップしていない。そこはVEGAビルという、神戸大手アパレルが自社ビルを、苦渋の決断でテナント貸ししたビルであった。神戸より道玄坂を旗艦店だと扱われるのは仕方がないが、何とも寂しい話である。オープン日を前後に外す考えはなかったのだろうか？近頃の神戸は、後手を踏むことが多い。
そうして一時たくさんの人々がやってくることは悪くない。しかし、いつも書くことだが「神戸にいる感じがしない」マチになってゆくのは困る。“ 神戸にしかない ”…“ 神戸らしい ”…“ 神戸ならでは ”と枕詞が付くものが減っている。
せめて、独自の店にして欲しい。例えば、神戸のユニクロのスタッフは、全員日本語ができる地元雇用の外国人にする、とか。そこに観光案内もリンクさせる。「神戸のユニクロは、地元密着型だ」と新しいイメージを植え付けることになる。
ファストファッション反対派ではないが、不況の波に受け入れられているコストパフォーマンスと品揃えだけを招致するのだとすれば、それは安直過ぎる。
神戸である必要性を、今だからこそ、問い掛けて欲しいのだ。
※今日のヒトゴトではないヒトコト＆ヒトリゴト＆ヒメゴト
【神戸製鋼ミスターラグビーこと元木由記雄が、今シーズ限りで引退を発表した 過日、一人で来ていた時に色々話したが、彼の今後が楽しみである とりあえず、お疲れさま そして、ありがとう 】
※志賀氏的伝言板
【 20日バーテンダーズナイトに来ましょう！ 】
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