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■ 中毒性日記 2010
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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「JRイツカイチ駅ですが、昨日のお忘れ物の件でお電話ください」

金曜朝方から午前中は寝て、昼にチェックした携帯電話に入っていた着信履歴、そしてそのメッセージだった。午前7時に1件、そして8時にもう1件ある。局番は089で始まっているから、神戸(078)よりは西だろう。それは中国地方だと推測されたがあの方面に所縁はない。あるとすれば、玉撞きの知人と店のお客様くらいだ。ましてや木曜日、僕は神戸にいた。それにしても、たったこれだけのメッセージではヒントが少な過ぎる。なぜか胸騒ぎがして、二つ目を再生した。

「JRイツカイチですが、イワクニ駅でのお客様のお忘れ物が届いております」

イツカイチ(五日市?)とイワクニ(岩国?)いう地名が解らない。四日市、八日市は時折区別がつかないが、何となく位置関係は理解できる。しかし、イツカイチとイワクニは未知だ。何を落としていたのだろう。そして、なぜ自宅の電話ではなく、携帯に掛かってきたのか。疑問は次々と浮かぶが、答えなど出るはずもない。仮にクレジットカードやどこかのIDなら、そこからの電話があるはずだ。いずれにせよ何かを無くしたという過去の記憶に、思い当たるフシがない。

電話をしてみると、回線が混み合っておりコールセンターに転送されますとアナウンスがあり、そこで出た女性は「広島コールセンターです」と言った。

どうやら五日市とは広島のようだった。

「神戸の志賀と申しますが、忘れ物が届いていると聞いて…」

JRイツカイチ駅から朝に連絡があったこと、忘れ物はした覚えが無いこと、そして昨日どころか、今までイツカイチやイワクニには行ったことがない旨を告げた。「ちなみに、イワクニってところはどちらなのですか?」

「岩国は、広島と山口県の県境の駅です」

もしや、あの時の…。

僕は動揺を隠せないでいた。

…となるはずもなく、暫く保留にされた後、五日市駅の朝の担当者が交代しているので今は詳細が分らず、五日市駅からもう一度連絡をもらうこととなった。

思った通り、午後にあった電話で、それが番号間違いであったと知る。僕はネットの地図で、五日市駅と岩国駅の位置関係を確認し、五日市が漁港町で、1985年に広島市と合併、旧町域をそのまま区域として佐伯区が誕生、合併直後の国税調査で人口10万人を突破、今では都心に近いベッドタウンとして発展したという話を知った。まるで僕の実家のある京都の山科のような縁を感じた。(昔は東山区山科という地であったが、人口が増えて区になった背景がある)

岩国はと言えば…、

日本三名橋、三奇橋で有名な「錦帯橋」があったが、それだけだった(T_T)


※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
【自宅のFAXには、たまに 米の注文がある

※志賀氏的伝言板
ノリくん、6日どうやった?


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