www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2010
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
1/28「ビリヤードブームが再燃の兆しか?」 バックナンバー >>>
日中穏やかに過ぎた水曜日も、夜半には雨となり木曜は崩れるらしい。

近頃、知人やサイト繋がりなどで「ビリヤードにハマってる」という話をよく聞く。それが特に女性だったりするのが、僕にとってはゴルフくらいに不思議な現象であり面白い。ただ何となく理解できるのは、ゴルフにしてもビリヤードにしても、若くてか細いプロが活躍している昨今である(ゴルフの場合は道具の進化に因るところが大きい)こともあり、そのどちらも昔の「ダサい」「暗い」「恐そうな人が多い」というネガティブなイメージがつきまとっていたものが、近頃は「レジャー」の一つとして認知された感もあるゆえなのだろう。

今まで幾度と書いたが、僕は10代後半にビリヤードに目覚めた。厳密に言えば、中学のボウリングブームで至る所にできたそこの片隅にあったビリヤード台で撞いたのが最初だが、それはただのお遊びであり、マナーもへったくれもないただの時間つぶしだったから、大学に入って見た玉撞き屋は大人の映画の世界だった。まだ「プールバー」全盛となる前の話である。(ちなみになぜボウリング場にビリヤードの台があったかと言えば、当時アメリカのブランドのレーンが日本でも主流であり、同社の製作遊具の一つにビリヤードもあった抱き合わせ商法だった その社名は今でも現存する「Brunswick Bowling & Billiards社」である)

プールバーならず玉撞き屋の定義は、マスターが上手い(ゆえに都道府県それぞれの撞球協会に入っている可能性が高い)。酒はビールのみ(泥酔者はいない)。他は自販機か、店の爺さん婆さんが出してくれる昆布茶(サービスにあられやおかき、常連が持って来た土産など)。カップラーメン以外は出前(長時間のゲームに興じるゆえに手早く済ませる食事)。台の状態がいい(スピードクッション、ラシャはニッケのA1などなど)。ハウスキュー(店のキュー)がいい。常連が多い(壁に個人のキューが並んでいる それがガスザンボッティやバラブシュカ、ショーン、ジョス、ジョスウェスト、タッド、シュレッガー、サムサラ…なんかのカスタムだったなら垂涎)。花台(常連が撞いているメイン台 常連はいつでも参加することができる)がある。夜中に常連が集まって来て、日の出まで確実にいる(下手すればそこで泊まる)。ある日突然、来なくなる人がいる…。

あくまで僕の見て来た玉撞き屋の話だ。プールバーのように華やかでざわついたイメージはなく、ただ淡々と玉を撞く。次の人に悪い玉(意図的にやる「セーフティ」という技術もあるがそうではなく、偶然に隠れてしまったり撞き辛くしてしまう状況)を残した場合に「失礼」と伝えると、相手は「どうぞ」とだけ返す。心の中では「ラッキー」と思っても表情や口には出さず、対して相手はそれが何度か起こったとしてもさりげなく「どうぞ」と言うのだ。撞く人の延長線上、その視界に入った場合もそれを避けるか、構えに間に合わない場合は動かないでいる。大抵の玉撞き屋は等間隔に、ある程度余裕を持って台が配置されているが、隣の台の人とぶつかりそうな時がある。それも「どうぞ」「お先に」と譲り合う。

先に引き合いに出したゴルフとの共通項は幾つかあるが、そういったマナー的な行為もさることながら、パッティングとよく似ていると言われている。グリーン上のアンジュレーションはビリヤードにはないが、カップの側から左右からと、多方向からラインを見ることや、「周りを見るチカラ」も必要になってくる。

いずれにせよ、ポーカーフェイス、つまりは心の中で喜怒哀楽を呟いている人間の方が平均的に強い。僕のように大声を張り上げるタイプの人間は、趣味の域は脱し得ない。やはり「ダサい」「暗い」「恐そうな人が多い」時代を引きずっている。


※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
【英国では「スヌーカー」というビリヤードよりも台が大きく玉の数も多い人気があるが、国営放送BBCでも放送するほどの人気だ ジェントルマンスタイルは皇室にも関係し、テニス、ポロ、クリケット、ゴルフ、ラグビーなどと同じく、襟付きのユニフォームという共通項がある ただゴルフとラグビーに関しては、 機能性を重視するがあまりにその流れは、昨今守られていない

※志賀氏的伝言板
2/7(日)花園行き決定!


◆この日記に コメント したい方は、神戸加納町 >>> 「BAR志賀」【ブログ版】へ! (HP日記のみ更新・ブログのみの画像もあり!)

◆携帯から見るブログ版! http://ameblo.jp/bar-shiga/


Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga