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「多分」「おそらく」「思います」は使うな。
日曜日、ケーブルテレビで観た「クライマーズ・ハイ」で、堤真一扮する悠木（遊軍・日航機事故担当全権デスク）が、地域報道班若手女子に向けた言葉である。原作も読んだが、俳優陣、バイプレーヤーの成せる技か、2時間半ほどの制約の中でなかなか奥深く描けていた。同じように先日観た、高村薫原作の映画化「レディ・ジョーカー」とは全く違った。同作家「マークスの山」からコアなファンが多い合田雄一郎警部補の役を、石原プロの秘蔵っ子、徳重聡が演じたのは荷が重過ぎたようだ。原作人気を映像で凌ぐ例は、「砂の器」以降極めて少ない。
「多分」「おそらく」「思います」を、私見でモノを言うのならまだしも、メディアのような真実を伝えなければならない立場にいる人間は、確信、自信に裏付けされた言葉が必要である。僕も無意識に使ってはいるが、確かに抵抗がある。しかしながら、それらを鵜呑みにして語る、断定論者にだけはないたくない。
ただ、政治に於ける断言が、その翌日にはカタチを変える昨今である。
そこで、僕は大いに使う。
多分彼らは、おそらく二枚舌なんだと思います。
※今日のヒトゴトではないヒトコト＆ヒトリゴト＆ヒメゴト
【 父は新聞記者だった 】
※志賀氏的伝言板
【 暖かくなるらしいので、お待ちしておりますよ 】
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