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■ 中毒性日記 2010
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜日。寒さが安定すれば背中や腰の痛みも覚悟の上で緩和されるが、どうやらまた気候が和らぐらしい。そうなると、またこの寒暖差に泣かされそうである。一般に、確かに人間は期待一杯「楽」を望む生き物である。実際こうして天候不順を恨んでいるし、少しでも楽になればと祈らんばかりである。

有名な話だが、タイガーウッズは、競り合っている相手のパットを「外せ!」とは思わず、常に入れて来いと思っているらしい。この話はタイガーの常人にはない思考を物語っているが、本質はそれだけではない。こうした思考を、車のサスペンションなどで用いられる衝撃吸収材の意味もある「ショックアブソーバー」と言われている。つまり最初から覚悟を持っていれば、例え相手が成功したとしてもショックも少なく、むしろ集中力が増す。逆に相手の失敗を期待して、成功を観た時に受けるショックは更に大きくなる。ほとんどの人が後者の思考だろう。

トップアスリート、中でも選ばれしアスリートはそうしたショックアブソーバーを自然に身に着けている。それは言い方を変えれば非常にマゾヒスティックであり、トレーニングや反復練習に於ける「追い込み」をとことんやる人にも当てはまりそうな話である。ただしこういったタイプの選手は、周りが思うほど辛い追い込みだとは思っていない場合が多く、ともすればショックアブソーバーまでをもルーティングワークのように捉えている。そうなると、確かに常人の域を超えている。

関連の話で言えば、メジャーを獲ることのできる選手は残りの水を「まだ半分ある」と思い、そうでない選手は「もう半分しかない」という考えが焦りに変わってしまうようになる。それを「ポジティブ思考」と単純に表する場合もあるが、少々違っている。残された時間やツール(道具、武器、あらゆる状況下)をマネジメントするチカラを備え持つ選手には、予めリスク(もしくはクライシス)を覚悟、そして回避解決するための心構えと準備ができている。

まさしくショックアブソーバーとはそういうものであり、戦うトップアスリートには不可欠の考え方である。差しつ差されつの名勝負は、そんな思考の持ち主達がいるからこそ繰り広げられるドラマとなる。これはアスリートだけではない。

一般社会にも、抜きん出た才能の陰には、とても重要な資質と言えよう。


※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
年末年始の暴飲暴食で付いた、腹部のショックアブソーバー(-_-;)

※志賀氏的伝言板
静かです…


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