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■ 中毒性日記 2009
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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土曜日のつづき。

入るといきなり、お徳用3袋1000円のコーナーがある。なぜかカフェ風の店内にはそぐわないオジさんがいる。奥には5250円以上送料無料の全国発送コーナーや、定番から新しいものまでディスプレイされての購入スペースがあるが、店に入るその大半は手前の「フリードリンク&おかき」コーナーであることは間違いない。

「紙コップはお一人一つ、他のドリンクお代わりは流しで洗って」などと書いてあるカウンターには、珈琲、紅茶がデカンタで、オレンジジュースと日本茶はサーバーで自由に飲める。同様に直径10cmほどの赤いトレーを一枚取って、センターに円形に並べられた数種の試食おかきを先の細いトングで乗せていく。天の声のようにエンドレスで流される案内では「常識を超えた行為には、背中をポンッと叩いてあげましょう」と言っている。壁にも「おかきは一つずつふんわりと『一回分』だけ乗せましょう お代わりはできません」とある。しかしながら、これが関西のオバチャンや、常識をこれから学ぼうとする子供達には届くはずなどない。

店内にはカフェ風のテーブルやチェアが配されているが、そこは既に長居していると思しき人々に占拠されている。なぜか荷物だけ置いている席も目立つ。おかき試食コーナーのすぐ横に、オフィスのスタンド喫煙コーナーのようなテーブルがあるが、子供達は親が荷物と共に座っているテーブルには行かずにそこで、背伸びをしながらおかきを頬張っていた。予想通り、トレーになくなるとすぐにまた彼らは試食へと向かう。親はと言えば、なぜか大量に置かれた「別の」トレーのおかきを横目に座っている。店員はそれに対し何も言おうとせずに、またエンドレスアナウンスが店内に響くばかりである、と書きたいが、微妙なほどに小さく流れてる。

ある子供はぐらぐらゲームのジェンガか、登山の頂にある重ね石(あの意味合いはどういったことなのだろう)ほどに山積みにされたおかきを、トレーに乗せてゆっくりと慎重に運んでいる。子供というものはお兄ちゃんやお姉ちゃんの真似をするものだ。更に小さな子供達も倣ってチャレンジする。

ではそういう光景を親(引率を頼まれた大人かも)はどのように観ているのかと言えば、百貨店で母子が買い物に興じるのをベンチで待つ父親のように、全く無関心だったりする。また違う父親と思しき男性は、そんな子供のトレーからおかきをつまんでいたりもする。それらの大人に共通するのは、「自分では取らない」というところだった。もし諭されたら「子供のしたこと」と逃げそうな親だ。

しかし案の定、悪知恵を働かせる大人もいた。ナンと小さなトレーではなく紙ナプキンを敷いて、そこに山盛りに入れているオバチャンだった。ブッフェスタイルの食事で「アンタの分も取ってきてあげたで」と全ての種類を、必要以上に持って来ようとするオバチャンがよくいる。もう持ち帰る勢いだった。

これも一種のデフレスパイラルなのか。

試食して買う人の数が、気になるところである。


※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
長谷川穂積のセコンドに、なぜトミーズ雅がいるのか…

※志賀氏的伝言板
12/22(火)は、年忘れクリスマスバーテンダーズナイト!


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