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ラビット吉川が本を出した。ほぼ嫁の話と写真が満載だったが、後半に僕のことと店の話、そのやり方とアパレルビジネスとの対比など興味深い話があった。多分彼は僕のことが好きなのだろう…というところで目が覚めた土曜昼、クチビルゲの腫れはひいて、オカンの悪寒もオトンの音沙汰もなくなっていた。つまり快復した。
中国で開催されているWGC HSBCチャンピオンズ3日目で、日本人出場選手の中で断トツ7アンダーの石川遼である。70人ほどいる出場選手の中で、8位タイにいる。トップはミケルソン、そして追うタイガーだから、とんでもない位置にいることになる。彼はどこまで進化するのだろう。とにかく凄いことだ。
一流選手は敵が多い。翻って敵がいないであろう「いい人」は、一流にはなれずマジョリティに落ち着いている。それは確かに安定であり、一般の世界に観ても、独特の個性や癖のある人間は得てして敵が多いものだ。石川遼を観ると、どう考えても「いい人」であるとしか思えない。では彼は一流ではないかと言えば、数字が表しているようにずば抜けている。彼には「超」一流の可能性がある。
超一流は自分自身が敵である。イチロー然り、中田英寿然り。王や長島もそういう匂いがした。孤高に耐え得る精神力と、常人にはない思考を持つ。時に常軌を逸した無茶だと表されることもあるが、起死回生のリカバリーを身に着けている。ゆえにファンも歓喜の声を上げ、その次を期待し、期待以上の結果を心待ちにする。
字の如くまさに超越した世界にいる、超一流は極わずかな人のことを言う。環境の中で仁義礼智、人としてを学び、自分の言葉を持っている人のことだ。メディアで伝えられた文言を並べることを恥ずかしく思い、人の問いに対し咀嚼をした上で答えを出す。それは、なりたい、やりたいと思ってもできるものではない。
さて、この話をまとめに掛かろうと思ったが何だか調子が悪い。
僕は超一流にはなれないのかも知れない。
目下の敵は自分ではなく、風邪である。
※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
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