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火曜日、やはり身体がダルビッシュMeである。暫くは、風邪菌が蔓延中の玉撞き屋は覗かない方がいいと思った。その夜に大阪で新規オープンの飲食店レセプションがあったのだが、皆さんにうつしてしまったら大変だと大事を取り行くのを止めた。何せ新しい門出だ。落ち着いたらお客さんとして覗きたいと思う。
その店は、大阪の西区にできる「勝」という焼肉屋である。オリックスバッファローズのピッチャーだった、僕と同じ京都出身、吉川勝成クンの店だ。その店名は清原和博クンの直筆らしい。ガッツリ豪快に喰らえそうな店が想像できる。
よくスポーツ選手や有名人がセカンドキャリアで飲食店を出したりするが、ネームバリューや培った人脈は確かに大いなる武器になる。しかしながら、飲食というものはそれだけでは続かないものである。ただ好きだからとか、儲かりそうだとかそんな表層の部分だけでは語り尽くせない「想い」がないとやっていけない。それは味は勿論、最後には「人」にお客様は根付くものだからだ。続けるのなら尚更に、その人のカラーは年々色濃くソクセキを残す。そうなると、もう過去のキャリアは問題なくて、そのマチに欠かせない店となってゆくものだ。
先日、吉川クンが試合後のロッテの選手達と来ていた。奥のソファーでくつろいでいたのだが、僕がいつものようにお代わりを聞きに行くと、「ナンで、お代わりのタイミングがわかったんですか?」と吉川クンに聞かれた。オープンまでに従業員のロールプレーイング、その他シチュエーションに合わせてシミュレーションを繰り返して来たが、やはりそこまで目が届かない人が多いそうだ。どうしたらそのタイミングが解るようになるのか?そう聞かれた僕は「カランッって音がするでしょ、それを聞いていただけだよ」と答えた。
これはホテルにいた頃の癖だ。盗み聞きまではないにしろ、ある程度の会話も含めて聞き耳は立てている。カランッとドリンクが空になった氷の音がすれば、「お代わりをお作りしましょうか」と聞いて回れと教えられたものだった。無論、如何にも営業めいたアプローチ、無理強いはしてはいけない。あくまでお客様のペースを伺いながら、営業ではなく提案をする。そんな自然なものでないといけない。
特に僕がこの店をやるようになってからは、あんまりそうしてオーダーを聞きに行くことはしなくなった。何でもかんでもお代わりを聞いていたら仕事の精度が落ちるし、従業員のいる店でもないので、僕なりのセオリーでやっている。ただ、ソファー席(所謂ボックス席)は、どうしても放って置かれていると思わせてしまう嫌いがあるので、その店特有のケアは必要なのではないかと思う。
ただし、この言葉には気をつけるべきである。
「お代わりは、よろしかったでしょうか?」
イマドキの若者言葉風に言われると、とてもよろしくない。
■ 焼肉「勝」 営業時間 17:30〜1:00
〒550-0013 大阪市西区新町1-30-3 TEL 06-6533-5678
※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
【 この時勢、新しいパワーのある店が生まれることはいいことだな 】
※志賀氏的伝言板
【 吉川クン、おめでとう! いい店にしてください 】
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