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■ 中毒性日記 2009
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜の店が終わり明けて土曜の午前3時過ぎ、近くのゴミ捨て場まで行くとどこからか声がした。「オレよりソイツのこと、そんなに大事なんか!」見れば加納町の交差点にある歩道橋で、しゃがみ込んでいる女性を相手に男がどうやら責めていた。秋の寒空に、男の声は虚しく響いていた。

一部ご心配いただいている方のお声もあり誠に恐縮である。風邪の具合はと言うと、インフルエンザは免れた。しかしながら、風邪は風邪である。食欲もあるし睡眠も異様に取れるせいで、木曜に続き金曜の日中も仕事にならなかった。また店の始まる前に覗いた玉撞き屋では、みんなしんどそうにしていた。この中に犯人がいる!確信を持ったが、当の本人は年がら年中咳き込んでいるので強い。「Mr.免疫」と名付けよう。掛かってしまった僕らがデリケートだったと諦めるしかない。

随分寝たお陰で、中央郵便局の18時までの両替には間に合わなかった。つまり店で使う新券が少ない。こういう場合には、ホテルのフロントに行き両替を頼むことにしている。ホテル側に取っては迷惑な話だ。通り道で一番近いのはハーバーランドの、今年一杯で閉めるという噂のあるホテル。昨今、なぜかホテル乱立の神戸で、宿泊稼働はおろか宴会需要が激減、もしくは他のウェディング施設に取られている現状もあるのだろう。場所柄厳しくもある。並びにはその昔、ハードロックカフェがあったのだが、それも今はコンビニになっている。世界で最も閉店が早かったそうだ。ハーバーランドは今も苦境に立たされていた。

頻繁に行けば「両替の人」というレッテルを貼られ警戒されそうなものだが、このホテルへの両替は今年初めてのことだ。僕も遠慮がちに、まずは地下に降りレストランのキャッシャーを覗く。「すみません、綺麗なお札に両替はできますか?」担当の女性に告げると、「それは…、ちょっと…」と中途半端に断られる。実は同じ場所で何度か両替をしてもらったことがあるのだが、人によって対応が違っている。まぁ仕方がない。そういうのはフロントですよね、と再びフロントに上がる。

仮に、♪僕の髪ぃ〜がぁ〜肩まで伸びてぇ〜ボサノバ(ボサボサに伸びている)状態であったらぁ〜♪、怪訝そうに断られるのも理解できるが、不潔な印象は持たれない自負くらいある。「申し訳ございません、両替はコチラではできない決まりになっております」との言葉もなしに返されると、何のためのマニュアルなのかと疑いの目を持ってしまう。同じくフロントの男性に言うと、これもまた構えた感じで「たくさんですか?」と聞かれたので遠慮がちに少ない交換をした。

確かに僕はスーツ姿のビジネスマンではないし、かと言って派手な金持ち風でもなく確かにホテルの客っぽくはない。しかし、サービスに携わる人間は身なりだけで人を判断してはいけない。ましてやどこかの上顧客が、新人ホテルマンを道楽で試している場合だって、本当にあったりするから気を付けた方がいい。

何だかモヤモヤした感覚を持ち帰りながら僕は、南側の道路に向かう。
ふと、途中のウインドウに映る自分の姿を観て思った。


偽札を交換して回ってる、黒尽くめのヒゲ香港マフィアだ。



※今日のヒトコト
【車に乗り込む時に、ホテルを見上げてみた 既に、ホテルのロゴは無造作に掻き消されていた  そりゃ従業員もモチベーション下がるわな

※志賀氏的伝言板
うぅっ、原稿書けない…


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