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■ 中毒性日記 2009
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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夜は寒いくらいだし、日中もそれほど暑い感じはしない。マンションの掲示板には「ラジオ体操の景品をもらっていない人は管理棟へ」と書いてあった。もし僕が毎日行っていたらもらえたんだなと思うと、惜しいことをした。しかし僕が朝にラジオ体操…なぜか、学校でちょっと浮いてた、用務員のおじさんを思い出した。

近頃、昼の仕事の依頼や相談を受ける度に、何だか共通項が多いことに気付く。クリエイティブディレクターとして、監修やまとめの立場にいて欲しいとの話だ。シンプルにデザインを依頼されることもあるが、確かにそれだけでは物足りなさもある。よく書いているように、作品は子供の様なモノだ。一人立ちするまでは見守りたいし、育て上げる義務もある。そしてその作品がクライアントの下に多方面に関わってゆく(コミュニティができる)から、横道逸れないようにすくすくと育つのが理想でもある。顔の見える範囲の近くにいて、見届けたい。

デザインとは目論み、企みであると共に「残されるべきもの」であって欲しい。そして僕が声高に言うクリエイティブディレクター(CD)とは、それらを残し愛し続けてもらうための「導き」を以て臨むべきで人のことである。

では具体的に何をするのか。

近頃の依頼相談の共通点というのは、例えば、俗世間とのコミュニケーションを拒絶し山に籠って創作活動をするアーティストを、世の中(事業性も視野に入れた社会)との関わりへの橋渡しをするようなものだ。職人と呼ばれる人と、現代社会との関わり方もそうである。得てしてクリエイターには、デジタル以外のコミュニケーション能力が低い人間が多く、僕の場合はそれを補うためにも毎日のように店に立つ意味合いがある。伝統を守って来た専門家や業界組織、メーカーなどに対し、その古きを断たずに新しきを創る、開拓することへの挑戦を促す。そのための時には通訳であり交通整理であり、風通しを良くする立場でもあるのがCDの役割であり使命でもある。要するに、双方を汲んだ「繋ぎ広げる」人間である。

一口に風通しと言っても、台風のような一過性のものではいけない。勿論、すきま風なら心細くもあるが、時には閉め切る勇気も必要である。つまり企業、組織、ひいては社会には温度というものがあり、旬のある季節も備えている。人々がそこで働き息づくということは、生き物、ナマモノという感覚を持たねばならない。

こだわりや誇りを持つことは素晴らしい。それを捨てる必要などない。ただし、他を受け入れる柔軟性と、それを始めた頃の開拓心を忘れてはいけない。

という訳で、クライアントの皆様、僕はそんな考えの基にお付き合いしたいと思っています。昨今使い古されたコラボより、共に利益ある広がりに導く、そんなまとめ役でありたいのです。そのためには枚挙にいとまなく、それに伴う実現性も視野に入れたアイデアもご提案します。お客様の気持ちや、料理人、シェフの想いを双方に伝えるという、飲食で言うサービス、ギャルソンにも近いかも知れません。

ただバーに立つ、死語オヤジ、ダジャレー男爵ではないのだじょ。


※今日のヒトコト
【こうしたことを書く度に、それは ブランドの話だけではなく、各スポーツにも似た話だと気付く  例えばラグビーなんかもね】

※志賀氏的伝言板
9/19(土)盛大にバーテンダーズナイトやる?


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