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■ 中毒性日記 2009
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜、神戸駅近くである団体組織広報の方々と打合せ。また新しい動きに会話も弾み、それは店のお客様の広がりと同じように、繋がって行く感覚を持った。ポジティブな言葉に安心をしながら、この新たな関わりを大切に思う夕刻だった。

その後、南京街から元町商店街で買い物をし、サントリー営業担当との待ち合わせに店に急げば、なぜか元町や三宮の交差点には警察官が多くいて、ところどころに停滞気味の道路である。パトカーや白バイも、何台も見える。のりピーが…なんて一瞬思ったがそうではなく、皇室の誰かが神戸に来ているらしい。ナンだ、僕の店の14周年で予想される交通規制じゃないのか?…と無駄な考えで店に着く。

生ビールのサーバーではなく、小瓶のビールを出す店は主にホテルバーラウンジが多い。食事をしながら豪快に生ビールというよりは、食前の発泡酒としてもしくは食後の一休み、一杯目という感覚で小さな瓶ビールを供する場所である。同じく、スピリッツやカクテルを主とする酒自体を味わうバー(特に若者向けでもなく、所謂オーセンティックとカテゴライズされる店)にもそのような傾向があり、大ジョッキがカウンターを陣取るという光景は、確かに不自然に映る。ビールの出る対比を見ても、それほど回転しないビール樽では、賞味上よろしくない。

そんな中サントリー社が特許を取った「瓶ビールの液体に蓋をするクリーミーな泡を生み出す画期的なサーバー」が、金曜に届いた。専用グラス(上げ底になっている)に泡を立てないようにゆっくりと注ぎ、サーバータワーのセンターに置くと、上からノズルが出てきて泡を作る。完了すると下からライトがぼんやり灯るという演出もある。洗浄も、ガスの交換(しかも小さく安価!)も至極簡単である。

酒造メーカーの営業担当も聞きに来たこともあるくらいに、小瓶ビールの入れ方には結構自信があった。わざわざ写真を撮る人もいたりして、泡の作り方も気合いが入り慎重になる。しかしながら、このサーバーから繰り出される連続パンチに、僕は諸手を上げて降参のポーズを取った。悔しいが、美味過ぎたのだ。

全国で200台ほどの限定で、販売予定はない。サントリーが選んだホテルや店にあり、聞けば神戸のオークラ、ポートピアなどのメインバー、三宮の老舗バーの名も挙がっていた。どこにでもあるのなら断るぞと言っていた僕に、三宮には4店舗だけですよという殺し文句。仕方ないなと言いながら、内心ほくそ笑んでいた。

7日金曜日は14周年だった。

このビールを誰に振る舞おうかと楽しみにしていた。


それなりに来てくれたお客様達はいつもと変わらずに飲んでいた。「おめでとうございます」と言ってくれたのは二人。つまり、他は誰もこの日を知らなかった。


美味いビールは、僕の腹の中に流し込まれていった。



※今日のヒトコト
でも、そんな相変わらずなこの店がたまらん

※志賀氏的伝言板
まだ周年ウィークだ!  って、しつこい】


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