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■ 中毒性日記 2009
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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有り難い事である。昨日の日記でああは書いたが、店のお客様の医師から書き込みをいただき、サイトを見ると確かにその症状であった。「熱中症に伴う熱痙攣」というのが最も当てはまるらしい。もちろん寝不足もあるが、水分補給していたのにと思えば、実は水やお茶だけではいけなかったようだ。麦茶に塩などにはちゃんと意味があるのは知っていたが、自分の体力を過信していた。体育大学出身なのに何たる無知である。これからは帽子を被り、カートに乗って、岩塩カジってラウンドする。って言うか、夏ゴルフは控えろって話なのだが。

車のFMから飛び込んで来た「京都ハンナリーズ」の言葉に反応をする。大阪エヴェッサと同じ、プロバスケットチームの発足だった。「はんなり」とは、京の芸子さんが使いそうな、柔らかくおっとりとした印象がある。今では「上品な」という意味合いで使われているが、元々は「華がある」から来ているので、スポーツのチームにもおかしくないネーミングなのだろう。こうなれば、兵庫県でもつくればいい。例えば「神戸ハイカラヤンズ」…ださっ。

京都は言わずと知れた歴史と文化のマチだが、景観も含めその維持は難しくもある。例えば老朽化した寺や神社を建て替える事や、塗装を施す事も必要で、それに伴い「昔の方が良かった」という意見も出るものである。建立された昔に生まれてもいないのに「昔」という言葉を出すのは筋違いだと思うが、妙に新しくなると確かに、太秦映画村みたいなものもある。そう言えば、高校時代ラグビー部の練習でよく走った伏見の醍醐寺も、先の春に行ったら綺麗な朱色になっていたところがあった。確かに、それはそれで想い出が残っていない寂しさもあった。

休みを利用して京都に帰ろうかと思っている。所謂鴨川の「床(ゆか)」(貴船などの川床は「かわどこ」であり違うもの)に行く予定である。20歳代前半に京都を出たものだから、床などという贅沢な空間には実は行った事がない。僕の知る床は妙に値の張ったものだったし、老舗と言われる料亭や割烹から出される料理は、美味いものに併せた雰囲気料も加味されるという定説があった。しかしながら京都の知人に聞いてみると、今ではその期間は長くなり、三条大橋北から四条大橋南側の鴨川沿いにまで70店舗以上もの、新旧価格帯幅広い床が立ち並ぶそうである。敷居の高い老舗のイメージしかなかったその中には、川に面したオープンテラス床を擁する飲食店も含まれているが、これほどまでに多い印象はなかった。これも、昨今の事情や観光シーズンを考えての事だろう。祇園祭もピークを迎える。

観光地に代表される温泉街、老舗旅館は隆盛の時代があったはずである。しかしある境から、その看板ゆえに立ち上がる努力をせずに、ただ待ち続けた場所は衰退の一途を辿ってしまうケースも多い。新しくリーズナブルな施設に押され、挙げ句価格競争が始まり、場当たり的な改装を繰り返してしまう。その先にはその観光地自体の共倒れの可能性までもが潜んでいる。それは地方都市とて同じ事だ。

どんな祭りにも寺社仏閣建立物にも、新しく初日を迎えるその日があった。その後、圧倒されるほどの歴史と威厳は、その継続により守られるものであり、固い意志と想いを基盤に「人」により創られるものである。無論時代の移り変わりで生まれるものもあるが、安直に古きを断って、新しきをつくる事は危険も孕んでいる。

当然それはマチにも言える事で、僕はそんな一端を担いたいと常々思う。


※今日のヒトコト
この話は、昨今のゴルフ事情にも似ている  名門と呼ばれたコースは老朽化の危機を迎え割安プランを提示、新しいゴルフ場は手を替え品を替え特典を設けてカジュアル層をターゲットにする 確かにメディアのチカラもありゴルフは浸透したが、そのフィールドは様々なカタチで「荒らされる」危険性もあるのだ】

※志賀氏的伝言板
19、20日は連休です


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