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金曜日の午後、神戸はしっかりと雨が降った。その時僕は仲間と菊水練習場にいて、月曜のゴルフに備えていた。その日はちょっとした「賭け」をする。天気は悪くないようだ。少々気合いが入っていた。（>>> 6/12日記参照 ）
「志賀さんって、一体『ナニ屋』なんですか？」
その夜、店の向かいの玉屋を覗くと、ジムにやって来る英語講師の外人に言い寄られている「マッスル岸本」が、ハナテン中古車センターのCM（「アナタだれ？」）みたいに聞いてきた。なかなかしぶとい玉を撞く天然パーマの男で、確かに筋肉は凄いが、その童顔で白い肌にゲイの食指が動くのも頷ける。ビリヤードを上手くなるためにも、ぜひ新しい世界に飛び込んで欲しいものである。
「ナニ屋ってねぇ…俳優…違うわな」
僕は曖昧に答えたが、実はすぐにコレというものが出て来なかったせいもある。バーの人。デザインの人。日記ブログの人。この三角形の中に、もっと色々が含まれている。いやその外にも、多分僕の顔がある。ナニ屋、更に言えばナニ者なのか。それはナリワイ、生業である事が条件として考えれば見えてくる。
バーの店主（もしくは家主 オーナーはちょっと違う）。バーマン（英国調 バーテンダーでない）。デザイン事務所代表。クリエイティブディレクター。アートディレクター。コピーライター。筆文字カリグラフィー。執筆。大学、司法書士会、ワインセミナーなど講義。A級ハスラー。アスリート志向ゴルファー。集中トレーニングオタク。チョイならずワルおやじ。死語評論家。ダジャレー男爵…
途中からナリワイではナイワイ。
※今日のヒトコト
【 「加納町最後の独身貴族（死語）」 と…誰も呼んでない】
※志賀氏的伝言板
【 旧居留地京町筋「cafeCARTA」13日で一周年！ 】
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