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糸コンニャクを買って来てと言われて、イソギンチャクを捕って来た人を知っていますか？僕は知りません。窓辺の糸コンニャク（？）志賀でございます。
水曜日、居留地京町筋のcafeCARTAへ、納品チェックに行く。GWにインテックス大阪で行われる「’09 食博覧会」に於いて岩手県ブースでジェラートの即売会もやるそうで、そのパッケージシールの納品だった（TFG＝遠野ファームグロサリーロゴ入り）。抹茶、キャラメル、ストロベリー、ミルクの4種類。昨年の期間中66万人の来場者数を誇るイベントだけに楽しみである。いつ行こうかな。
しかしながら、その納品にミスがあった。「ミルク」の色指定が上手く行かなかったのだ。やはり制作者が、業者任せでふんぞり返ってたらダメになる。チェックしに行く事で対応も早くできる訳だが、金曜発送で土曜日着に再度やり直すように交渉し、何とか事なきを得た。悪い情報はすぐに動く方がいい。
5月末に同じくインテックス大阪にて行われる「中小企業総合展 2009 in Kansai」の出展ブース二つをデザインする事になった。新しい商品のロゴマークも担当する。少々納品期限に問題があるが、クライアントが顔の見える関係で、話が早い。どの業界にもエキスパートが存在するが、そもそも詳しいその人達だけで何かを変えようと試行錯誤する事には、限界があるとまでは言わないが、その域を出ない（＝俯瞰で観ない）事が多く見受けられる。で、なぜか僕にと話がやって来た。
一つは建築素材、耐震アンカーボルトの新しい特許製品。もう一つは、グリーストラップ（厨房施設排水を流す際の、油脂分・固形物受け）の浄化システム。建築・インテリアのデザインに関わった事はあるのでどちらも知っているものだが、施工業者、ゼネコンに任せがちでそのまま進む話が多い。ボルトやグリストラップにもこだわりの種類がある。この話を打合せで聞いた時、ある事を思い出していた。
ゴルフ場に行くと、スコアカードに挟むペグ状の鉛筆。その名も「ペグシル」は色は違えど、ほぼどのゴルフ場にも置いてある。それぞれのコース名がプリントされてはいるが、ほぼ独占状態で、世界中で使われているものである。その昔は、極細の鉛筆のようなカタチで、スコアカードホルダーに差し込み口があった。古いゴルフ場に行けば、その名残がホルダーにあるところも見かけるが、いつからか挟むペグシルが主流となった。調べてみるとその本社は大阪豊中にあり、工場は丹波篠山にあった。ゴルフ用品の製造販売会社「岡屋株式会社」で、1975年に創業、同年ペグシル発売となった経緯が書いてあった。それが今では世界のペグシルである。
長く愛されるものは凄いが、「他にないので何となく」使われてきたというものもある。ユーザーの事を第一に考え、アイデアと工夫を駆使して新しきを提案する。今までにないもの、つまり前例のないものにレスポンス鈍いものだが、世に出す勇気と熱意、信念を持って挑む。その継続に人は動くものだ。
まだその深さを知らない世界である。
それらの展示ブースに関わる事で、飛躍の一端を担いたい。
※今日のヒトコト
【 ゆえに本日、明日と打合せを繰り返す 】
※志賀氏的伝言板
【 4月28日（火曜 祝日前）バーテンダーズナイト開催決定！！ 詳細後日】
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