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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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終日の雨。しかしそれほど冷たくはない。いよいよ春がそこまでという感じである。天候の悪い日ほどにお客様がやって来る。どうにも変な店だ。

僕は瀑状胃という、100人に5人(微妙だけど)いると言われる特殊な胃袋を持っている。大食い選手権には意外にも「細身」の人が多いが、その大半がこの胃らしい。それはいつかにも書いたが、胃の形状が人とは違う。普通はひょうたんのような形なのに、瀑状胃はオオサンショウウオみたいである。特色として、オオサンショウウオで言う頭の部分にまず食品が貯まり、消化吸収が始まる。水などの液体をたくさん飲むと固形化した食物がコロンッ(実はその動きが僕には分かる)とオオサンショウウオ(しつこい)で言う胴体に落ち、そこでも消化吸収される。つまりまた、頭の部分に空きができて食物を詰め込む事ができる。その落ちる様が滝のように見える事で、瀑状胃(中国語で滝は「瀑」と書くそうだ)と診断された。

要するに僕は、大飯喰らいという訳だ。そういう話をしていると「志賀さんにとっていい店がある」と、玉撞き屋に出入りする弟分が、菊水に打ちっ放しに行った後、連れて行ってくれた。その店は「こふじ」と言う。

今は74kgと、大学ラグビー時代からすれば16kgほど痩せてしまったので、それほど食べる事も少なくなったが、調子がいい時には生田川のお好み焼き屋に行って、子供の胴体ほどはあるモダン焼き大を、何がモダンなのかを考える暇もなく喰らう事がある。そう言えば日曜に、オペラ座の怪人を観る前にその辺りでランチをしたが、自分のランチでは飽き足らず目の前の2人のパスタを半分以上いただいた。その時一人の女性が「最近あんまり食べなくなったねぇ」と言っていた。

そんな大飯喰らいの僕に勧められた「こふじ」は食堂で、下山手通りの商店街、メルカロード宇治川にある。これもモダンな名前が付いているが、それほどモダンではないエリア西元町の北側辺りに位置する。大倉山方面から南に下れば、ほどなく「とんかつ」「とんかつ」「とんかつ」とノボリがたくさん見えてくる。しかし名物はとんかつという訳ではなく(メニューにはある)、『大盛り飯』であった。

大抵の大盛り経験のある僕だが、事前にネットで情報を仕入れる際、「こっ、これは!あきまへん…」と大ライスは既に諦めていた。この店は採算が合っているのだろうか。大盛りにもほどがある。見れば、およそ“ 3〜4合 ”とある。

店内は、一品が並んでいたりもしてスタンダードな食堂然としている。手書きのポップなイラストにメニュー。聞けば店主の奥さん手製だそうだが、店にいるのは店主親子(お母さん)だけであった。中ライスと言う爺さんに「ウチの中ご飯は、多いですけど大丈夫ですか?」と言っている店主の声がする。他の客は、一人の婆さん。常連らしき男性。小学生と思しき兄妹は、ミニミニカレーライスを食べているが、それでも充分ミニではない。ここは庶民の味方、如何にも下町の店である。

まずメニューからおかずを選ぶ。ご飯は弱腰に中ライスにした。和物なら茶碗で来るそうだが、ノボリに釣られてとんかつを頼んだので皿で来た。子供の頃に見たプリンとは違うバケツをひっくり返した形。白い皿と馴染んで、ちょっとした帽子のようにも見えるご飯は、優に2合は越えているらしい。これまたとんかつも付け合わせのサラダもデカいが、おかずの量に対してご飯が多過ぎて困った。弟分が、おでんと豚キムチも「チンッ」してくれて、それをおかずに一気に食べた。

なかなかヘヴィーではあったが、どれも美味く平らげる事ができた。

このご時世に、とんでもない店を見付けてしまった。太るぞ。


※今日のヒトコト
僕の食べた中ライス画像はブログで おまけに、検索で見付けた大も!

※志賀氏的伝言板
4月28日(火曜 祝日前)バーテンダーズナイト開催決定!!  詳細後日】


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