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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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来年45、四捨五入したら50のアラフィー世代、志賀でございます。金曜日の夜に来ていた、製薬会社や化粧品会社や酒造メーカーや老舗旅館の若社長4人が「ジロウさんが目の前で…」と話していたので、僕はあの二郎さんが「飛びます!飛びます!」と55号全盛期のステップを踏んでくれたのかと思ったら、江戸前鮨「数寄屋橋次郎」さんの事だった。どうりで、社長達の話題であった。

この日、データの送信やなんだかんだで、自宅を出るのが遅れた。そうなると色々スケジュールがズレて、店の駐車場に停めて打合せに出向く予定までが狂う。ルミナリエ最初の週末、元町から三宮は厳しい車の規制がある。周辺の駐車場に停めても、開催時間の出庫は渋滞になる。仕方なく、通りを隔てた東側に停めた。

何度も書くが、ルミナリエ自体は悪くないイベントだとは思う。ただ、地元で働くイチ店主としては、開催時期とその場所には一言ある。それまでの12月の神戸と言えば、放って置いても人々がやって来た。地元の人にしても、マチの雰囲気にゆったりとその街並や買い物を楽しんだものだ。僕は京都に生まれ育ったが、大阪など都会のスピードとは違う神戸の空気に、憧憬までも持っていた。

だから神戸に移り住んだ頃の12月と、震災後の12月との違いに違和感を持っている。震災没者の鎮魂を謳いながら1月ではなく12月なのは、イタリアの電飾をクリスマスとマッチさせた事もあったのだろう。当初はまだ良かったが、規模の縮小(北野坂や新神戸駅にはなくなった)、百貨店を含む周辺の反対(クリスマス商戦、トイレ使用や様々なマナーなどの問題)により中旬には終了する昨今だ。明石の海岸での花火大会事故が起こってからは警備員の増員、元町から三宮への導線規制などが厳しくなり、自由に行き来するという「祭り」の感は薄れ始めた。

意外にもメイン会場近くの飲食店が潤わず、最終地点東遊園地の屋台、もしくは三宮の駅から西へ東へ電車で脱出するかの如く食事をとる人も少なくない。どこでどうやって経済効果を計っているのかは分からないが、少なくとも元町以西や三宮以北の飲食店の閑散としたこの状況に、12月開催の反対意見は多い。いっそのこと、北野坂(山手幹線以北)ですれば、マチへのシャワー効果も望めるし、アクセスも多様となるだろう。そして閑散期とされる1〜2月に、しかも震災の日1月17日に絡めて開催する事の方が自然である。本来の意味合いを、震災後に生まれた子供達にも知らせるべきだ。もう、このマチで働く以外の人々までもそう思っている。いずれにせよ、何か「そうできない」理由が蠢いているのかも知れない。

この日その時間、渦中の旧居留地にいた。

そんな事を考えながら、ルミナリエを背に、人ごみを避け駐車場に向かった。


※今日のヒトコト
【ここで宣伝 僕もデザインで関わった、 ルミナリエも見える「cafeCARTA」が超狙い目じゃ!  (TEL 078-391-8900 京町筋ジルスチュワート2F)】

※志賀氏的伝言板
12/1発売、Meets「20周年記念 永久保存版 ミーツの100店。」で志賀探し


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