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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜日。寝室のテレビがアナログでリビングがデジタルで、録画予約中にたまたま同じ番組をつけていたら、デジタル放送の方が少し遅れて聞こえる事が分かった。同じ放送内容なのに、少しのタイムラグがあるのだ。僕らはそんな時代の利器の狭間で生きている。ナンだか刹那で、違和感を持った。

確かに色々至便で、そんな恩恵にあずかってる日々である。デジタル放送の「d」ボタンを押せば、今見ている番組や、天気その他の連動データがリアルタイムに見える。ゴルフのトーナメントだと、コース紹介や現時点での順位、スイング映像などが見えるし、映画ならそれまでのあらすじや登場人物までもが分かる。

2011年にデジタルに切り替わるが、これによりますます眠らないマチになる。その昔は、深夜になると「砂の嵐」と称する、放送時間の終わりがあった。「もう寝なさい」と言われたようで、マチは静まり返っていた。暗くなったら眠る、明るくなったら起きるという生活のリズムがあった。朝まで営業する店舗が増えた事もあるが、以前は眠そうにマチを歩く若者がそれほどいなかったようにも思う。

ある商業複合施設とその広告代理店との仕事の進め方で、ちょっとしたジレンマがある。クライアント、つまり商業施設の担当とは直接会った事がない。電話は勿論、メールすらもない。個人的によく知っている代理店営業マン達とはコンセンサスが取れているが、その先が見えない。つまり「顔の見えない」関係である。

代理店の外部発注として、こちらをプロダクションもしくは一介のデザインワーカーとして位置付けている場合は致し方ない状況も理解するが、今回は少し立場が違い、そろそろちゃぶ台をひっくり返すという死語的行動が出そうな勢いである。

広く告げるという意味合いの広告からすれば、例えとして不適切かも知れないが、彼らは本来『ご用聞き(クライアントに対する)』的な役割も担っていたはずである。向こう三軒両隣の関係性のように、特に用事がなくても顔を出す事で、痩せた太ったとか、顔色が悪いとかムシの居所が悪いとか、色々解る。そうして、広くあまねく依頼主の想いを繋げ、広げる立場だったはずである。

昔は電話や訪問は先にしようとしたのに、便利に麻痺をして、それが意外にもレスポンスが遅い事にも繋がっている。顔が見えれば諦めもつくし、許す事もできる。

デジタルにタイムラグがある理由が、解るような気がした。


※今日のヒトコト
レスの早い代理店男達とは仲がいいし、信頼してる

※志賀氏的伝言板
本日発売Meets「20周年記念 永久保存版 ミーツの100店。」で志賀探し


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