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金曜日、元町栄町で葉巻や乾き物の仕入れの帰り、腹が空いてたまらず洋食双平にて季節もの、カキフライとミンチカツでご飯お代わりをする。滞在ちょっとの時間に、神戸を何とかせなアカンなぁ、一部の誰かが笑ってる偏ったもんはアカンなとオヤジさんと話し込む。もうすぐルミナリエも始まるが、この辺りの飲食店は戸惑いの表情を見せる。理由は分かっている。ホンマ、神戸独特の祭りが欲しい。
この日は朝から、ABCゴルフ倶楽部に出向いた。先日、石川遼クンがプロ初優勝を決めたあのゴルフ場である。会員さんのご招待だったのだが、あの優勝の反響もあり、1ヶ月間同じグリーンのピンポジションにしてある。流石に早さは11フィートで、あの日の13フィートのようなガラスグリーンではないが、レディストーナメントなら11フィートは普通だったりする。とにかくアマチュアの僕らには無謀とも言える、かなり難しいセッティングである事には変わりない。
木曜日の店が終わって一旦自宅に戻り2時間ほどの睡眠。雰囲気に飲まれないためにも、これは早めに行って練習だとスタート2時間前を目標に向かう。何せ、僕以外は元シングルプレーヤー(でも60歳代)の方々である。遅れるなんてできないし、早過ぎても問題はない。ところが僕の車のナビゲーション、通称ナビ悦子が頼りにならない。三木東ICで降り地道で行く予定が、なぜか反対方向へ。夏のイベントどろんこバレー以来のフルーツフラワーパークを経由して、1時間半前に到着。
プロのチャンピオンティーではなく、バックティーからのラウンドだったが距離はある。プレイング4のない広いコースにも、タフな仕掛けが随所にありスコアをまとめるのに苦労した。そしていよいよ、名物18番ロングホールに立つ。
石川遼はラフの斜面残り185ヤードをショートアイアンで乗せに掛かる。傾斜に切られているカップを狙うと、グリーンエッジから池に向けて短くカットされたラフを下りそのまま池の水の浅いところに止まる。そしてあの「ウォーターショット」での寄せ。2パットで優勝。ただ勝つのではなく、印象に残る勝利。あれはドラマティック過ぎた。その主役に相応しい受け答えとその将来性から目が離せない。
18番、あの日のセカンドショット位置には、英語で書かれた記念パネルがあった。とんでもない傾斜だった。深いラフでフライヤーもあるからスピンも掛かり難い。ここからラインを出して、しかもピンに絡めようとする。プロってのは本当に凄い。幸か不幸か僕は平坦なフェアウェイ右のラフから、残り200ヤード。クラブこそ違えども、幾多のプロが眺めた同じ光景のセカンドショット位置に、夢が膨らんだ。おそらくはあの日からここにエントリーした、何人ものアマチュアゴルファーがこの気分を味わった事だろう。色々余計な力が入りそうになる。
軽くスイングして一呼吸置く。近頃意識して、右足をベタ足にまるでアンソニー・キムのようにコンパクトスイングを目指している。ホントは好きなアダム・スコット風にしたいが、あれは体幹ができてからでないと無理だ。
さぁ、グリーンの特設スタンドには、大歓声が待っている!
そんなイメージを持ちながら、逆目のネチっこいラフもろとも振り抜いた!
そのショットは、たった10ヤードしか飛ばずに池にチョロチョロと入る。大歓声のイメージは、なぜかポニョの歌に変わっていた。キャディさんの「クラブ替えましょか?」という声を制して、池を最後に横切った地点から下がってドロップ。再びショット。ポニョポニョ…また池だ…。次のショットはキャリーでグリーンオーバー。メンタルがメンソレータムのようになっていた。少女の看護婦が笑ってる。
6オン1パット。なんじゃそりゃ。
クラブハウスに向かう途中、同伴プレーヤーの皆さんに言った。
いやぁ〜、石川遼と同じ池にハマりました。
※今日のヒトコト
【 パッティング、あの条件で33パットは良しとしよう 】
※志賀氏的伝言板
【 23日の日曜(勤労感謝の日)は開けますぞ! 】
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