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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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木曜は、夜から予報通りの雨である。案の定静か過ぎる店に、僕がもしウサギだったら寂し過ぎてとっくにあの世行き(死後、いや死語)だなと目を赤くした。

この日、大阪まで舞台を観に行った。OBP、ホテルニューオータニ横にある、イオン化粧品シアターBRAVA!(ここって昔、劇団四季の劇場じゃなかったか?大阪駅前のハービスに移転したのか?)にて9日まで上演中の「私生活 PRIVATE LIVES」である。20世紀を代表するソーシャル・コメディの傑作、英国の作品。

フランスの高級リゾート地にハネムーンで訪れたエリオット(内野聖陽・山本勘助だ!)とシビル(中嶋朋子・「北の国から」の蛍)、アマンダ(寺島しのぶ・近頃演技力が光る)とビクター(橋本じゅん・後述)という2組のカップル。偶然、隣の部屋に居合わせたエリオットとアマンダにとって、これは再婚旅行。実は二人は元夫婦だったのだ!

ってな感じの4者主演コメディ。歌あり、幕は二幕のみで長セリフもあり、見応え充分の舞台であった。内野聖陽(うちのまさあき)と言えば、先のNHK大河「風林火山」での山本勘助役が記憶に新しい、元宝塚一路真輝の旦那である。元々、山本勘助好きの僕だから、そのハマり役だった内野聖陽は流石舞台俳優だと思っていたが、実際のところ舞台を観たわけでもない。そんな話を生田川のSさんにしていたら、ファンクラブ席を取ってくれた。真ん中、前から3列目ええ席である。

考えてみれば、新神戸にオリエンタル劇場があるが、神戸にもこういったキャパシティの劇場はもっとあっていい。数年前西宮にできた兵庫県立芸術文化センターはなかなかいいのだが(クラシック、オペラも充実)、三宮など中心部のコンサート会場は大箱がないし、映画や芸能が栄えた新開地まで行かないと劇場もない。ポートアイランドに劇団四季劇場があるとか、東遊園地で紅テント小屋建てて唐十郎の「唐組」がやって来るとか、もう一回芝生広場にサザンや山崎まさよし、エイベックスa-nationを呼び戻すとか、色々場所はあるはずである。そう言えば、なぜか大スクリーンの映画館も、シネコンの波に流されて既にないのも寂しい。

話戻って、シアターBRAVA!。席に着くとその違和感にすぐ気が付いた。当然と言えば当然だが、ここは内野聖陽ファンクラブ確保の席であり、男は僕独りである。年齢層は30歳代から上は僕の母親世代まで溢れてる。開演までの間、後ろでは健康診断の話、幕間の休憩でも中性脂肪がどうしたとかメタボとメトロを間違ってるオバちゃん達は尚も話を続けていた。場所を選ばない、オバちゃんは強かった。

内野聖陽は今年40歳なんだな。鍛えてそうな上半身はデカかった。そう思いながら観ている僕を、この辺のオバちゃんファンは奇異の目で見ていた事だろう。初めて見た橋本じゅんは、調べるとあの「劇団☆新感線」であり、僕と同じ1964年生まれ、しかも神戸市東灘出身らしい。途中まで、内野・寺島が主役だと思っていたら、最後には橋本・中嶋の熱演で盛り返す。実力派の舞台はそつがなく爽快だ。

長いセリフを覚え、LIVEで、何日も同じ演目をやる。それでいながら、違った感動や歓声を浴びる事は、羨ましくもあるがとても難しいはずである。

バーテンダーと似ている?

少なくとも僕は、演じる事はできない。無論、歓声もない。


※今日のヒトコト
【先日ココで「なぜ、神戸に映画祭がないのだろう」と書いたが、 今月「神戸100年映画祭」や「宝塚映画祭」があるらしい  文化庁から映画祭に向けての助成金が出るなどの背景はあるにせよ、そんな試みになぜか告知が弱いのは悲しい】

※志賀氏的伝言板
【神戸で行われている「DESIGN FESTA 2008」が8日で終わるらしい  で、それって一体どういうフェスタだったんですか?  資料を見たいものです】


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