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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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夜に一人で入ったお好み焼き屋で一通り注文後に、お連れさんがいらっしゃるのですか?と聞かれた大食漢(死語)志賀でございます。火曜日、暖かい一日だった。

月見山から板宿に抜ける裏道を車で通った。東須磨に近い踏切を渡ると、ほどなく古びたパン屋が見えてくる。板宿出身、新喜劇の中條健一氏が小さい頃に通っていたというから、もう30年以上もそこにいるのだろう。爺さんがパンを作り、婆さんが店番をしている。久々に横切りその営業を確認すると、お節介にも安心をする。華やかな店ではないけれど、灯りの点る、そういう店である。

さて…神戸新聞のN氏は偶然にも僕の大学の後輩だが、彼のブログによると、HAL山下と同級生とある。山下クンは元町ナダバンダイニングのオーナーシェフであり、今は東京ミッドタウンに店を構えている男だ。根っからの関西人からすれば、東京というだけで少し遠い感じがするが、人間は変わってないのだろう。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いという形容が相応しい活躍だが、そう言えば東京に行く直前、彼は一人で店に来ていた。進出に対する想い、それを「出稼ぎ」と言い、いつか神戸でベタな洋食屋をやりたいと話していた。それは僕の楽しみでもある。

東京にどれだけの魅力があるのかは解らない。確かに広告やデザインの仕事にしても「一桁違う」などと言ったりもするが、案外シビアなクライアントも多い。ただ、ビジネス上のマーケットや、グローバルに見た発信機能としては間違いなく東京主導である。三宮大学(マチの夜を徘徊する、酒場、街場のルール、振る舞いを知った大人の学校)出身である友人、ラビットやM保も今は東京にいる。ナンだか寂しい気もするが、羽ばたける彼らを思えば、それは刺激にもなる。

どちらかと言えば、僕は前述の東須磨にあるパン屋に近い。時にこの店、大丈夫か?とシンパシーを一杯に思われる。それが「ウリ」などではないが、バーという特性上…はて?今気付いたが、バーとは街のパン屋や豆腐、電気店に近いのではないか。その行く先にぼんやりと灯りが点る、そこに住んでいるような、その場所を守っているようような、そんな店。多分そうなのだと思う。

だから都会に行った僕の友人達は、そんな脚光の浴びるステージにいる反面、濃い影を見る時もあるのなら、たまには思い出して欲しいものである。

神戸で灯りを点す、そんな止まり木がある事を。


※今日のヒトコト
しかし、ホントに彼らは刺激になってる

※志賀氏的伝言板
東京行ったら、覗くね 山下クン

※お知らせ
【志賀クリエイティブディレクション担当  旧居留地東の京町筋(ジル・スチュワートの2F)に、7月13日オープンしました! >>>『cafe CARTA(カルタ)』


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