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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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木曜も快晴である。なんとか風邪気味を脱出し、幸せの黄色いハンカチみたいにズラリと並んだ、洗濯物とはおさらば(死語)であった。

ずっと突っ走って来たつもりだが、無理の利かないカラダに多少なりつつある。まず、「追い込む」ようなトレーニングはしなくなった。例えばベンチプレスを10回、限界値ギリギリガールズの負荷で、最後の一回まで補助の誰かを付けずにやる。そのまま胸に落ちれば、何とも情けない狼狽ではあるが、その「最後の一回」こそが大きな筋肉が付く重要なものとなる…なんて事はもうやらなくなった。

塩屋の自宅から須磨までランニングとか、13階の部屋から非常階段で昇り降りするのもやらない。「逃げ」の理由としては、塩屋から須磨に抜ける途中のゲイビーチ辺りの国道で、それらしき男達に見つめられるのも嫌だし、非常階段を走り抜ける44歳を、管理組合に通報されるのも困るからである。要するに、自転車に乗ったり軽い運動はしても、自分に過度のプレッシャーを掛けるほどの事はしない。

一昨年から去年に掛けての両足首のアキレス腱断裂、先のトップリーグ開幕戦で見事トライという奇跡の復活を遂げた神戸製鋼ラグビーの大畑大介だったが、また肉離れを起こし数試合出ていない。おそらくは筋肉に対する追い込み方が、常人とは違うのだ。天性の身体の動きは、肉体のリミッターを越える。医者は無理だと忠告しても、まるで酒を止められた肝臓疾患者のように「自分の身体は、自分が一番良く知っている」という、近代スポーツにはそぐわない考えで無茶をする。

驚くべき事に、彼は頬を骨折していてもフェイスガードすらしなかった。今では普通になったマウスピースもしない。それが息がし難いとか、上手く歯を食いしばれないとかという理由ではないらしい。ちなみに僕が大学の頃は、確かにマウスピースの存在すらほとんどなく、お陰で当時ラグビーをやっていたヤツは、ほぼ皆前歯が折れている。それほど過酷なラグビーに許された数少ない防具、マウスピースをしない大介を、「常軌を逸している」「破滅型」「刹那的」と表する文面も多い。

「自分の身体は、自分が一番良く知っている」

その古典的な思考の男を、僕は全面的に応援し見届けたい。


※今日のヒトコト
【僕はアスリートとは違い、 自分の身体の事は全く知らないと諸手を挙げる

※志賀氏的伝言板
12日の日曜日は開けましょう

※お知らせ
【志賀クリエイティブディレクション担当  旧居留地東の京町筋(ジル・スチュワートの2F)に、7月13日オープンしました! >>>『cafe CARTA(カルタ)』


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