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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜とは打って変わり過ごしやすい月曜の午後、マチに出る。少しばかり喉に違和感があるのは、やはり日曜雨に打たれ続けたせいだろう。アスファルトに佇む雨に濡れた子犬なら誰かが拾い上げてくれそうなものだが、バイザーだけで雨を凌ごうとした濡れ鼠のハリネズミ(今は髪が短い)は、こんなレスポンスのある身体の状況に年齢を感じてしまう。雨のラグビーでも、全く問題なかった僕なのにな。

と言いながらも、清々しい気候のマチにいれば、何となく身体のダルさもどこかへ行きそうな気分になる。栄町、南京街、元町商店街で買い物をする。大丸百貨店を通り、旧居留地へ。cafeCARTA窓際から見える京町筋は、程よい交通量と青々とした銀杏並木に彩られ、オフィス街でも急ぐ人の波もない。実家のある京都のマチに帰るとホッとするが、それとはまた違う、一時の安堵を与えてくれる。

神戸に生まれ育った人とそこに移り住んだ僕とは、その想いや感じ方が違うはずだが、17年ほど経った今、神戸は生活の一部になっている。店が加納町にある事も大きいし、ベースを神戸と考えて動く仕事も多い。しかしそれだけではなく、クールと言うと少し遠いが「放って置いてくれる」ようなマチの空気が好きだ。

その京町筋には街灯があって、夜には閑散となるこの周辺を明るく照らしている。そこに掛けられているサイン懸垂幕はおそらくは市の管轄で、景観条例も含めて取り決めがなされているのだろう。例えば、神戸まつりの案内もそれで見たし、ファッションウィークの期間もそこで知った。今は、11月1日から8日までのKOBE DESIGN FESTAの告知となっているが、デザインに関わっているはずの僕は恥ずかしながらその情報を全く知らない。マチの人々も認知していないかも知れない。デザイン都市を宣言した(これも知らない人が多い)神戸の一環なのか。

大阪や京都に比べ、いくらコンパクトな神戸だと言えども、マチのどこかで行われているイベントは数知れず存在するはずである。しかし風物詩となる祭りや、マチの人々参加型の催事はあまり見られない。兵庫県や神戸市自体を商品と捉えれば、そのセールスプロモーションには少しばかり疑問を抱かずにはいられない。

その後、北野坂のトリトンカフェで7日までやってる、逗子葉山の鞄店の展示販売を覗いてきた。げんべいN氏のブログで、その開催を知った。密やかにされていたが、一組二組と人が見ている。去年もやった実績でその訪問者にはDMを送ったらしいが、それ以外はそんなに大々的には知らせなかったらしい。こういうのを「顔の見える関係」と言うのだろう。欲しいものがある。リピーターも増える。

そんな試みを見る度に、その延長が大きな祭りやイベントに繋がってゆくのだと感じるのだ。行政主導のものと街から溢れ出てきたものとの違いのように、「共に創り上げる」双方向は、根付き継続されるという大きな可能性を秘めている。

風になびく街灯ののぼりを目にした時に、また今年もそんな季節が来たかと風物詩を唄う。そんな、街行く人が上を向いて歩く風景を見たいものである。


※今日のヒトコト
季節の移り変わりが見える店   >>>『cafe CARTA(カルタ)』

※志賀氏的伝言板
【この日記を読んでる市の方々、もしくはその主催、協賛の方々… 「KOBE DESIGN FESTA」情報を教えてくだされば幸い

※お知らせ
【志賀クリエイティブディレクション担当  旧居留地東の京町筋(ジル・スチュワートの2F)に、7月13日オープンしました! >>>『cafe CARTA(カルタ)』


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