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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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アメリカ男子ゴルフ、ターニングストーン選手権第二ラウンドをライブで観た土曜の朝、昼過ぎまで眠るつもりが昼前に起きてしまう。夜は寒いくらいの気候なのに、この日は暑いくらいの晴天である。メールのチェックをし返信、そして電話。ブログは近頃頻繁過ぎるからチェックが大変だと指摘を受ける。確かに、ホームページ日記の更新は一日一回だが、ブログはそれにプラスして携帯からやたらとアップしている。野球の盛り上がりや、知人の新喜劇役者ブログの更新頻度に感化された事もあるが、おそらく時間が有り余っていたのだろう。しかしそれも少なくなりそうだ。やはり、動き回ってる方が性に合う。

郵政民営化に躍起になった人は政界からいなくなろうとしているのに、コーポレイトアイデンティティは変えても以前とそれほど変わりない印象の郵便局である。主に利用する神戸中央郵便局では、郵便物の受取りや発送が24時間対応で、払い込み、新券両替が18時までと重宝するが、それも新しいサービスではない。少々垢抜けたように思うのは、積極的にタレントを使ってのパブリシティ、プロモーションが自然になされている事と、商品を知らせるPOPや販促ツールが外部のエディターやデザイナーに発注されている事であろう。

しかしそういった流れに慣れている企業体であるのかと言えば、まだまだ成長していない部分が垣間見える。制服の一新、昨今の銀行にも配したコンシェルジュ的役割のホスピタリティ、殺風景で簡素な受付体制から明るい窓口へと、そういった努力もある。ただ解りやすく言えば、何百年も続く老舗商店主が、近頃のアートディレクターに任せっきりのデザインをさせるようなものではいけない。「一方的ではない、共に創り上げる」デザインの重要性を知らなければ、双方の担当がコンセンサス、チェックを重ね「ソレ」に至ったのかどうかに疑問が残る。

「モヨリノ」というフリーペーパーがある。郵便局ではじまる季節の情報マガジンとして、この秋創刊号が出されたようだ。表紙は、巻頭インタビューを飾るアンジェラ・アキ。先頃、大阪城ホール初のピアノ弾き語りライブを終えた女性アーティスト。力強い演奏とメッセージ、ハーフの顔で話す徳島の言葉とのギャップに親近感が湧き、男女問わず席を埋める事のできる数少ない一人である。

表紙を含め、彼女の写真は全部で6枚。僕はこの構成、編集に違和感を持った。どれも顔の左側からの写真なのである。記事の間に、連続して見せられる同方向の写真は、美人の彼女だとしても構成上はよろしくない。無理矢理言えば、ページをめくる流れに沿った写真だと言えないものでもないが、郵便局担当サイドとデザインオフィスとの間にそういった協議がなされたとは思えないのである。

創る、そのスタートラインは重要だ。まして、新しき前例のないものを考えるのならば尚更の事である。この手合いの画一的な冊子を見る度に、銀行やカード会社、輸入車ディーラーの顧客向け機関誌を思い出す。悪くはないが、何かが足りない。

大体同じ時間に来る郵便屋さんを心待ちにする風景、そして朱色ではなく真っ赤で、四角ではなく円柱のポストに想いを込めて投函するよりも、人は指で通信をするようになった。コミュニケーションツールはその至便性のためか、相手の顔が浮かび難くなっている。ライブという一番解り易いコミュニケートを取るアーティストに対し、色んな表情を紙媒体で見せるのも、郵便局独自の使命であろう。

ただし彼女の意向でそうなったのだとしたら、志賀、あぁ恥ずかしや。


※今日のヒトコト
先人を真似るのではなく、〒だからこそできる独自性が欲しい

※志賀氏的伝言板
日曜は早起きだ

※お知らせ
【志賀クリエイティブディレクション担当  旧居留地東の京町筋(ジル・スチュワートの2F)に、7月13日オープンしました! >>>『cafe CARTA(カルタ)』


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