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水曜日夕刻、塩屋ジェームス山の頂きにある三洋電機研修センターから海へと降りてゆく。途中、吸い込まれそうに大きい海に見とれそうになる。会員制塩屋クラブ（テニスコート、プールサイドにレストランバーがある）の横を通り過ぎようとすると、ピンクのワンピースが眩しい、プール帰りと思しき小さな外国人姉妹がいた。ダコタ・ファニングみたいに無邪気に笑う姉は、何かを見つけたかのように、僕の後方の車に手を振っている。ミラーを見ると母親のようで、同じようなブロンドの髪である。如何にも外国人の多い塩屋のマチの風景であった。
その後、元町に髪を切りに行きパーマをあてカラーリングをいつもより明るめのブラウンにしてみた…ウソぷー…そして旧居留地 cafeCARTA にいた。スマイリー・カミーノ（そこの経営母体副社長O氏がそう言っていた 僕はトトロカミーノだと思っている）が休憩がてら僕の席に座り、色々話す。腹が減っていたのでおすすめ野菜一杯のパスタを注文したら、ブログにアップした通り、器からしておかしな一人で食べるにはとんでもない量のパスタがやって来た。しかし何事もなく少しの時間で平らげた志賀であった。まだ、胃は若いぼんはやと。
夜、CARTAのお偉い方々が店に顔を出してくれて、ナンだか知らぬ間に僕への注文は「オヤジ、もう一杯」と居酒屋兆治になっていた。オヤジ、飲め！オヤジ、ラグビーを一緒にやろう！オヤジ、もっとカルタに来い！とまくしたてられ、五木ひろしと着の身着のまま木の実ナナのデュエット「居酒屋」その歌声を思い出していた。そうこうしているとカミーノ夫妻が現れて、みんなでソファーで飲む。カミーノもいい調子で「志賀さん、もう一度ラグビーやりましょうよ！」と勧めてきた。
昨日の日記を読みやがれ、バカヤロー！！
その面々がそれぞれのマチに消えた更に深い夜、水曜の京セラドームで満塁ホームランを打った、H川大輔が一人やって来た。僕も大学の時に満塁ホームランを打った事がある…ウソぷー…残念ながら乱打戦の勝利はオリックスだったそうだが、近頃ここ一番の勝負強さを見せている彼だから、その労いをここでできる事を喜ばしく思った。木曜夜は、神戸スカイマークスタジアムでの試合である。
野球やラグビーとの違い（大リーグのようにマチで着られるウェアかどうか、背番号は選手毎だから個人名が入っている野球と、ポジションで決まった番号のラグビーは選手名が入ってないなど）、現役とは？（辞める事を思ってその競技に関わっていない つまり閉める事を思って店に立っていないという事で言えば、僕も現役である）などといつもの調子でしゃべりまくる。そう言えばロッテのユニフォームって斬新やね…へぇ、最初は選手みんな違和感あったんやぁ…そうやね、新しい事って勇気もいるし、でも他とは違う素晴らしい飛躍があるかも知れないから個性になる…実は、僕は結構好きなんやけどね、あのユニフォーム…と話していたら、ふと僕の単純な疑問を思い出したので聞いてみる事にした。
最近のプロは、ユニフォーム下が足首まで長い人と、昔ながらのストッキング（靴下の上に履く、引っ掛け式）の人が存在するが、それは個人の自由なのか？そもそも、あの引っ掛け式のストッキングの意味はナンなのか？と聞いてみた。
何を聞いても答えをスラスラと言える、この男は野球人だなと思った。当たり前だ。自分の関わるフィールドについて聞かれて、その答えを持っていないヤツなど信頼すべき男ではない。近頃の若い選手は（これはおそらく「若い社員は」という言葉に置き換えてもいい）、自分のチームやそのフィールドに於けるルールについて知ろうとしないし、そんな事などどうでもいいと思っているフシがある。
ちなみに、答えは単純明解。
長さは自由で、あのストッキングは、くるぶしを守るためだそうだ。意外と想像の範疇だったが、スライディングでスパイクされる事を考えれば、過酷なスポーツでもあると言える。歳は違うが、誕生日が同じ大輔をこれからも応援したい。
※今日のヒトコト
【 「くるぶし」って、トコブシみたいでナンだかカワイイじゃないか 】
※志賀氏的伝言板
【 14、15日（敬老の日）は連休です 】
※お知らせ
【志賀クリエイティブディレクション担当 旧居留地東の京町筋（ジル・スチュワートの2F）に、7月13日オープンしました！ >>>『cafe CARTA（カルタ）』 】
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