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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜日だというのに、車で走る夜のマチには人通りが少なかった。

ほぼ3年ぶりに北野坂を歩いて店にやって来た女性によれば、「三宮は変わった」と言う。あるはずの店がなく、あるはずのない店が多く見られた。僕も、他のマチの事はよく知らない。しかし街並み、看板は変わったと思う。今にも消えそうな灯火を、両の手で囲うように店が点在し、煌々と光り輝くネオンサインがメイン通りを飾っている。まぁ、それもいい。加納町の路地裏の店には、関係のない話だ。

久々のN氏が、カウンターで寝息を立てている。僕はそれを横目に日記を書く。こういう光景は極稀にあったりするが、閉店後の野暮用でもなければ放って置いている。そんな時間もたまにはいい。午前2時、土曜は厚い雲の一日らしい。

最近分かった事だが、神戸のJR在来線で、エレベーターがない駅は摂津本山と灘と僕の住む塩屋くらいで、しかもラッシュ時以外は無人駅(売店も閉まる)となる駅は、塩屋くらいのものらしい。塩屋は釣り客か地元住民しかほぼ利用しないが、国道に降り立てば海岸と、北側に出れば六甲縦走山岳コースの起点ともなる、昔ながらの風情を残す駅だ。山陽電車塩屋も隣にあり、高架の居酒屋や食堂では、変わらず安価な飯を出す。高校生が喰らうお好み焼きは330円と昔のままだそうだ。

つい先日、塩屋の一駅東に位置する須磨とその向こう鷹取の間たった2分くらいの距離に、須磨海浜公園という駅ができた。須磨水族園や海水浴場が南にあり、マンション群もやたらと建ち始めた新興地区である。その必要性はあったのだろうが、その煽りか、塩屋には無人の時間があり、老人や小さな子供連れの親子に対しエレベーターもないままである。どうにも神戸というマチは、古きを断ち、新しきを興す事に躍起になっている。逗子葉山や、湘南のまちづくりが羨ましい。

さて、そろそろお客様を起こそう。

土曜朝、塩屋の海が見たくなった。


※今日のヒトコト
確かに色々小さ過ぎる駅ではある

※志賀氏的伝言板
日曜、雨やったらどないする?

※お知らせ
【志賀クリエイティブディレクション担当  旧居留地東の京町筋(ジル・スチュワートの2F)に、7月13日オープンしました! >>>『cafe CARTA(カルタ)』


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