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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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月曜日。新しい月を迎えたマチは、夏の強い陽射しが幾分かおさまったかのように映る。そう言えば、ゴルフ場にはトンボの群れが飛び回っていた。近頃はひんやりとした夜の風に乗り、秋の虫の声も聞こえて来る。心なしか、夜空も澄んでいる。大手メーカーでは職制変更、歓送迎も行われる時期でもある。何かが始まる、そういう気持ちでいる。僕のオハコ(十八番 死語)「夏の終わりのハーモニー」を聴かせてあげたい。どうも、ジョイマンがマイブームの志賀でございます。

この夏コラボの千葉ロッテマリーンズと渡辺美里のビーサンを手土産に、繁忙期の夏を終えやっと色々挨拶に出られるようになったビーチサンダル職人、葉山のげんべいN氏が来神したのでcafe CARTAで暫し話す。尋常じゃない数のビーサンコラボを終え、大学ラグビー名門出身である面影はすっかりないほど痩せているが(僕もか)、相変わらず現状に満足しない男であり、メガネの奥の目は輝いていた。

よく見る夢があるという。なぜかやったことがない野球のサードを守っていて、キャッチはするがファーストに投げられない。そうかと思えば、階段から転げ落ちる夢も見るらしい。夢占いなど知る由もないが、大金持ちになったとか、芸能人やモデルにモテる夢を見るというヤツよりいい。それこそ夢や願望、格好や体裁ばかりで何も進めない男より、危機感に近い恐れを抱きながら前を見る彼の方が信じられる。これほどまでに、驕りのない男もお目に掛かれない。だからできるのか。

そこでこんな話もした。数値目標を「ノルマ」と考え過ぎると、本来の目的からはズレてしまう場合が多い。街角でティッシュを配る兄ちゃんのように、もう最後は3つずつ一気に渡してしまおうと、最初の丁寧さはもうそこにはなくなってしまう事に気付かなくなるのだ。所謂チラシなどのポスティングにしても、集合住宅地域を重点的に回り、その幾らかにレスポンスがあれば良しとする。つまり達成するためのテクニック、小手先を覚えるようになると意図した精度・正確度は保たれず、何が売りたいのか、誰を呼びたいのかが見えなくなってしまう。行列のできる店の客あしらいに似て、あるべきコミュニケートは「顔の見えないノルマ」に負ける。そういう世の中が増えれば、腐蝕の一途を辿るしかない。

彼と僕が似ているのは、「アナタとだから仕事がしたい」という担当者でないと動けないところであり、人の関係性を飛び越えて来るような輩とはまず一緒にやらないところであろう。それを古臭いとか、商売人じゃないとか言う人もいるが、翻ってそれが最先端のビジネスだというのならば、そっちで勝手にやってくれというスタンスを選択する。要するに時代遅れの人間でもある。

意外にも、最新を追い求めそんな鎧を着た人間ほどに先端が見えず、一歩下がって俯瞰から時代を見据える古ぼけた人間こそが、そういった場所にさらっとモードなり、先端なりを落とし込める事ができるのだと思っている。

ジェラシーは、奇をてらう一瞬にではなくプロパーにこそ投げ掛けられる。
根気も愛着もない使い捨てよりも、続ける世の中がいい。
顔の見える達成感の方が、分かち合える喜びにもなる。

こうして書いてみると確かに古臭い。

でもその方が心地いいのだから仕方がない。


※今日のヒトコト
「こなす」仕事はしたくないのだな

※志賀氏的伝言板
○げ、中島クン 来週は東京で会おう!

※お知らせ
【志賀クリエイティブディレクション担当  旧居留地東の京町筋(ジル・スチュワートの2F)に、7月13日オープンしました! >>>『cafe CARTA(カルタ)』


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