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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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月曜日、EXILEが「HEY!HEY!HEY!」に出ている事を近くの中華で知ったので、ファンである母親にメールした。しかし流石に志賀母はもう既に観ていて、「近頃お気に入りのDAIGOも出てるしね(^_-)」と返してきた。まぁ悪い事ではない。

この朝、早起きして一気に資料を読み漁ろうと思っていたが、背中や色々のダルビッシュ(=ダルさ もうええか)で一日を無駄にする。厳密には違う部分で無駄にはなっていないので(よく眠れたとか、即答のレスポンスの必要のある連絡がなかったとか)、ここは前向きに考えたい。そろそろ幾つかの案件への、イメージの加速が始まってもおかしくないのだが、そういった切っ掛けは机に向かったり、さぁやるぞ!とばかりに気合いを入れたところで何も浮かばないものである。

その夜、店を覗いてくれた飲食店経営夫婦と話して、その答えが何となく解った。飲食に関わる人間と、その世界を知らない人間とは根本的に染み付いた経験、感覚が違う。解りやすく言えば、人が空腹時、3食を食べる時間に僕らは働いてきた。自ずと、「視点と気付きの時間帯」が違ってくる。主に頭で動くよりも、カラダや感性で動くようになる。ゆえに「サービスをサービスと感じさせないのがサービス」という意味深さを理解しないといけない。ひらめきや旬に敏感である。温かいものは熱いうちに扱う事が刷り込まれている。飲食で働く者の特性である。

「当たり前の行為」も必要である。それが例えテーブル上の下げものだとしても、グラスの口に触れる部分を持たずに、底に近いところを常に持つ。当然つくられたドリンクに於いても同じ事である。グラスを吹き上げる時には、グラスナプキンで包み込み、決して指紋など付けない。元々あった場所に返すというシンプルな行動を忘れない。つまり開店時と同じ状態にして閉店をする。

「当たり前の行為」というものは本来マニュアルと呼ばれたりするが、マニュアルはスポーツの入門書と同じく、始めたての頃にはそう簡単に身に付くものではない。そもそもマニュアルなんてモノはどうでもよくて、「気持ちいいか気持ち悪いか」のレベルの話が最も重要なのである。手を抜くよりは、やり過ぎの方がまだいい。客側からしてみれば、手を抜かれた方が突っ込み易い。しかし最適度を知るために、その場所ならではの気持ち良さを、深く掘り下げて考えるべきなのである。

こじつけて言えばデザインも、そのさじ加減がとても重要なのである。いい加減に思える遊びの中に実は本質を突いている物事があったり、ホッと一息ついた時に閃く一筋の光がとても眩しかったりして、カタチになる瞬間がある。人とは少し違う「視点と気付きの時間帯」がそれらを生み出すものなのだとしたら、それはおそらく皆さんが寝ている間や、食事を取っている時間に創られるのだ。

こんなマニュアル作っても実践できないだろうし、誰にも勧められない。


※今日のヒトコト
【先週強化週間で書き続けた「cafe CARTA」のホームページがアップされているのでお知らせする オープンの翌日である14日にアップされていたようで、色々この店の事が解る 「されていたようで」というのは、僕はこのサイトの制作にはタッチしていないからで、おそらくはこの経営母体の方が色々と工夫されたのだろう  この日記を見ている方々は、ぜひ一度覗いてみて欲しい  >>> サイトへ

※志賀氏的伝言板
【志賀クリエイティブディレクション担当  13日にオープンしました! 『cafe CARTA(カルタ)』 (旧居留地東の京町筋67番地 ジル・スチュワートのあるOTCビル2階)TEL 078-391-8900 営業時間 11:00〜22:00


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