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疲れからか体調が芳しくなく、アポイントメントのキャンセルをしたりする今週である。そんな中、何ヶ月も前から決まっていた水曜日、六甲国際でのラウンドは、気晴らしの意味もあって楽しめた。火曜の店が終わって2時間ほど寝てのゴルフだったが、スタート直前に嘔吐感に見舞われ、コーヒーをリバースするという驚きの展開。これは一日ヤバいなと思ったら、前半9ホールでパーオン率8割、スピンが掛かったボールマークを6個直すというショットのキレ（勿論ボールはそれより手前にスピン）に、昼からが楽しみになった。しかし、300ヤード近いドライブが一回あっただけの大崩れに、安部譲二、もといアベレージゴルファーに逆戻り。でも、ラビットとポートピアとのゴルフは、いつもリフレッシュできるいい時間だった。ちなみにこの日、未体験が二つ。左ドッグレッグのショートカットティーショットが、プレイイング4特設ティに当たり大きく右に跳ねて、ビッグドライブにならなかった事。そして、フェアウェイバンカーから残り100ヤードをウェッジで打つと、スタイミーな木に潜り込んで落ちて来なかった事。アンラッキーだ。
さてさて、強化週間、本日はDesignについてである。
【デザインについて】
「cafe CARTA」のインテリアデザインは、関西を中心に数々の物件をセンスよくこなすヤンデザインオフィスが担当。そのモチーフに、遠野市の花である「トルコキキョウ」を壁面グラフィックデザインとして使う提案があった。色合いがピンクとも淡いワインレッドとも取れてバリエーションが考えられる。壁にはビビッドな色彩で、内装に映えていた。その花を共通のアイキャッチとして販促物に使用することに決め、オープンまでの案内（あえて詳細は伝えない「こんな店ができますよ」的リーフレット ブックマークのように細長く左肩にパンチで穴が開いているので、オープンまで傍らに置いてそれぞれに使い方を考えてもらう意図があった）や名刺（カルタの形状をイメージ）、メニュー、ショップカードとフライヤー（ここでは、遠野やその背景に触れる文言や、店のレイアウト、ランチから夜までどういったことができるかなどのイメージ写真などが入る）コースター（これはちょっとした仕掛けあり 詳しくはお店で）などに反映したものとなった。
僕は並行して「cafeCARTA」のロゴ作成に入ったが、シンプル・普遍的であり品があり、遠野の食材や加工品を扱うグロサリー（食品雑貨販売店）でもあるためのフォント加工、調整などには時間を掛けた。おそらくそれを見る人は「こんなん、オレでもできるわ」と出来上がりを評価するマジョリティの意見として言いそうなものだが、そういった人は、数々のプランの中から贅肉を削ぎ落とし、ピッチなどに微妙で緻密な意図がある事など知らないものだ。いいものが生まれた自負。
完成して思うのは、LEDを施した表通りに面した「CARTA」のサインが夜に光るその姿が美しい事と、効果的に配されたルーバーパテーション、居心地のいい個室、そして重厚なバーカウンターがあるというところである。取って付けたような「気をてらった」店づくりが多い中、マチとの調和を考えた外観、ファサード、アプローチ、エントランス、そして店内。店はそこにやって来る人々が創るものだが、その受け皿は、オープンまでにちゃんと創るに越した事はない。
何度も言う。「cafeCARTA」のロゴは至ってシンプルである。それは幼少の頃の遊びに近い。一枚ずつめくる楽しみのように、訪れる度に違う温もりのある風景を受け皿に持つ。そこに人が集い、お客様の声という歌に溢れる、その歴史への道標となるだろう。それこそが、そのデザインの企み、目論みなのである。
※今日のヒトコト
【岩手遠野市豆知識その3 蝦夷（北海道）からの流れでジンギスカン需要が多く、鍋が各家庭に一つの勢いであるらしい 所謂金物屋では、その鍋が売っている 関西のどの家庭にもあると言う、たこ焼き器のようなものか】
※志賀氏的伝言板
【 7月13日（日）午前11時オープン！『cafe CARTA（カルタ）』（旧居留地東の京町筋67番地 ジル・スチュワートのあるOTCビル2階）TEL 078-391-8900 志賀、その日の昼からラストまでいます（^_-）】
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