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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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たらいかバケツをひっくり返したような雨が降った火曜日、あまりに蒸し暑いので、ジョンソン&ジョンソンの天花粉(死語:ベビーパウダーのことね)をカラダに付けた。赤ちゃんになって、甘えたい気分になった。さて、昨日の続き…

【なぜカフェなのか?なぜカルタなのか?】

最初は、岩手遠野の農産物をデザインされたパッケージに包み、それらを見せるショールーム的な場所の発想だった。しかし、元町から旧居留地、東遊園地に掛けての地域は、地元の人も含め観光客の散策ルートでもある。メリケンパークまで歩いて海を見た帰りや、ショッピング、博物館に行くのも良し。しかし意外にも一本入った一方通行の道路沿いや、国道である海岸通まで行けばカフェは幾つかあるが、南北の京町筋沿いにはほとんどない。2010年春には、旧オリエンタルホテル跡にホテルとバーニーズニューヨークができる。おそらくこの通りは、新しいメイン通りになるはずだ。オフィス街でもあるこの場所に、農産特産物を見せるだけではなく、後付けのカフェではない本格的な飲食店の需要もあると踏んだのだ。

「遠野物語」という、日本民俗学の事始めとされる学者・柳田国男の作品(明治時代上梓)があるが、それは一種、妖怪伝説モノなのではないかと思われている部分がある。なぜなら、カッパ、座敷ワラシ、山姥、神隠しなどの怪異な話も多いからだ。遠野の事について書いたある言葉を引用すると「遠野というのはそういう特別なところで、誰が訪れても容易に物語の世界に触れる事のできる不思議な土地」だそうだ。そうなると、百人一首のように物語を分かり易く説明するカルタが存在するのも頷ける訳で、手軽にその物語を知る術があった。

CARTA・カルタとはポルトガル語で、トランプなどに代表されるカードゲームの事である。日本に伝来後、花札と並びいろはかるたも「歌留多」という当て字により、「そこに歌が多く留まる」という意味合いの下、遊びの主流となる。カミーノがその店名の候補と共に、ガラステーブルに色んなカルタを挟めないかと持ち掛けたが、前述の通り遠野のカルタは少々「おどろおどろしい」ものだったためその案は諦め、店のコンセプトと結びつけるブレーンストーミングが始まった。

『人や歌、音が多く集う場所』『集める、集まる、選ぶ楽しみがある』『懐かしい温もりのある風景』『環境やカラダに優しい正食(マクロビオティック)』

特に昨今、生産地を偽る、件の食品偽装事件が取沙汰されている。飲食店は挙って「○○産の野菜を使っています」などと、何となくこの辺のモノとは違って新鮮で美味しいと「思わせる」メニュー表示やウリとしている店も増えた。しかしながらいつも思うのは、生産者の顔や背景などが見え難く、ましてや近くの卸売り市場で購入したものに書いてある産地を、そのまま謳っている店もある。そういった事から、契約農家という次元ではない『農場を持っている』というcafe CARTAの強みをここ神戸に大いに活かす試みが、いよいよ成されようとしているのだ。


※今日のヒトコト
【岩手遠野市豆知識その2  カッパ、座敷わらしが発祥の地である

※志賀氏的伝言板
7月13日(日)午前11時オープン!『cafe CARTA(カルタ)』(旧居留地東の京町筋67番地 ジル・スチュワートのあるOTCビル2階)TEL 078-391-8900  志賀、その日の昼からラストまでいます(^_-)】


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