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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜夜、店には大学の同級生が、取引先百貨店の部長さんと来ていた。アパレル会社の課長職である僕の同期だが、近々外資ブランドに統合されるようで、少々不安な面持ちだった。大手でもそういう事があるんだなと話を聞きながら、吸収合併されるはずもない僕や僕の店を考えた。培ってきたものが大きいほどに、フィールドが変わってしまうと色々面倒である。ルールの解らないまま、いきなりゲームをさせられるようなものだ。しかし、いつどうなるとも限らない先行き不安な現代である。「それしかできない」というのは、いけない事なのかなどと考えてみる。

そういう意味に於いては、僕の昼間の仕事と夜の店とのメリハリ(死語っぽいな)はいいものである。そして今回、7/13に居留地にオープンするcafeCARTAでは、オープニングを含めて幾つかの試食会、パーティーオペレーションで、バーカウンターやホールをお手伝いする事になっている。火曜日も、盛大な決起集会のようなものがあって、少しだけバーカウンターに立たせてもらった。昼と夜を働く僕だから、そういうオファーも嬉しい。いつもと違うフィールドに少々戸惑いながらも、その店が出来上がるまでのプロセスを知っているからだ。クリエイティブディレクターとして、ロゴや販促物などを創るだけではなく、現場に入りそこに関わる事のできる幸せを噛み締めている。大袈裟に言えば、共に戦う感じがしていい。

火曜のこの日、この店はいい店になるなと思った。 それはなんとなくというものではなく、ちゃんと最初に妥協せずに創り上げたからだ。

よく「儲かったら、内装を変えよう」とか「初めは色々表現できなかったが、2号店はいいものにしよう」などという店もあるが、cafaCARTAはしっかりそれぞれの立場(現場責任者のF氏、プロデュースのカミーノが中心となって、インテリア内装や音響、アートディレクションにこだわった)が上手く反映されている。

勿論課題は多いが、オープンに向けて修正、オペレーションやロールプレーイングは繰り返される。そのお手伝いをアートディレクションだけでなく、背中で見せられるように、僕も緊張感を持ってその店のオープンを迎えたいものである。1995年震災の年8月、「志賀」をオープンしたあの日を思い出しながら。

最後に。「それしかできない」というのは、いけない事ではない。そのプライド高き自信に満ちた「それしか」を抱き、自らの足で歩いているのなら誰彼に言われる筋合いなどない。だが新しいフィールド、その世界に立てるチャンスは、歳を取るほどに少なくなって行くものだ。「色々できる」これは幸せな事だ。


※今日のヒトコト
ってな訳で、13日(日)は昼から僕も「違う志賀」で立ってます

※志賀氏的伝言板
土岐さん、アポ金曜16時半です!


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