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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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【24と25日の神戸&毎日新聞掲載より】

オーガニック、マクロビオティック、ロハスなど、ここ数年間で一気に生活スタイルを意識し始めた様に見える日本だが、その理解と実践度はまだまだ低い。同じく近年、環境に訴えかける世相に、それを理解し基本に掲げる企業体は増えても、マチに息づく人々にとっての認識もまた、発信する側と受け手との隔たりがある様にも思う。かく言う私も、社名から環境に詳しいと思われがちだが、商環境や住環境に関わる事が多いが、こと環境問題に対する知識はひどく浅い。それだけに多岐に渡り、環境と様々な問題について徒然なるままに書いてみる。

環境を意識するという事の現状は、寄付や基金の様でもある。今やる事が、どのように反映されたのか、その行方が解り難いのだ。それゆえに、傍観視する人も多くなってしまう現状は否めない。知らない間にどこかでイベントが行われて、諸問題をメディアを通して確認できたとしても、自分に降り掛からない限り説得力を感じて行動をしない。つまり、その環境とは「生活環境」と捉えれば身近になる。

原油の高騰や食品不足、価格上昇。それらは明らかに国民の焦りに変えた。併せて食品偽装、安全性への不安は生産地を意識する様にもなった。あと10年もすればあるはずだった食材がカタチを変えてしまったり、少なくなるかも知れない現状も避けられない所まで来ている。そんな中、日本古来の食事の様に玄米を主食とし、野菜や漬物・乾物などを副食とする事を基本とする、「正食」という認識のマクロビオティックを推し薦めるはずが、割高感のある無農薬(ビオ)やサプリメントなどを買い求めないといけないという捉え方もあって、浸透には至っていない。

その昔は瓶を返却すれば、とても解り易い見返りがあった。しかし現在、ゴミの分別はモラルの問題であり、守ろうとする切っ掛けに乏しい。一方、点けっ放し、待機電力を少なくすれば電気代が安くなる。それは確かにその通りなのだが、「仕掛け」としてはまだまだ結果が見え難い。人は、皆がするのならば、一度に出来るのならばやってみるという、簡単に「取り組み易い共通意識」ほどに興味を示すものだ。マチの人々の根底には「省エネ=省マネー」という考え方がある。

「デザイン都市・神戸」を謳っている神戸市だが、デザインを仕掛けと捉えるのならば、新たに何かをつくるという考え方と並行して、マチの人々にとっても地域にとっても有利な(決して一部の人や企業が笑ってるものではなく)「簡単な試み」も実現させるべきである。例えば兵庫県全域で30分だけ一斉にテレビを消す時間を意図的に作ったり、午前0時を過ぎたら電気を消してみるという行動もそう悪くはない。こういった一見安直に思える行動がアナタの財布に還元される、という触れ込みこそが説得力を持つものだと思う。しかし「簡単な試み」にしては意図的過ぎて、長続きしない危険性も孕んでいる。

人は多かれ少なかれメリットを求めてしまうのが常である。要するに人々に意識させるのではなく、『無意識に行動し、その結果が環境を考える事に繋がった』という、マチの空気の流れを創るべきなのだ。

【後編】につづく


※今日のヒトコト
一部スペースの関係上、校正もありましたが、校正前の原文のまま

※志賀氏的伝言板
カミーノ、お帰り


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