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志賀の連休初日4日、プラッシー谷中に教えられた、明石自動車免許更新センター近くの手打ち蕎麦屋に行った。雑誌「Meets」では、手タレ足タレならず、食タレとして顔を出す僕である。麺好きとしては、行かずにはいられない。
東日本(関西の店によくある、メニューに丼ものが多い店ではない)の香りがする蕎麦屋である。無垢の木材を多く使った店内は重厚でありながら温かい。色々ネットで調べると歴史はあって、山梨にも同店名がある。その店は県内最初の手打ち蕎麦店であるらしいが、そこからの暖簾分けなのかも知れない。しかしルーツが信濃にある事は間違いなく、それは箸袋に書いてあった峠のイラスト「木曽中乗さん」「木曽御岳そば」という文言で解った。ネットでも話題の店ではあるがホームページはなく、おそらくその必要もない店なのだ。古くから顧客が付いている。
端的に、味は絶品だった。天麩羅ざる蕎麦2枚をいただいたが、曜日によって限定で出される蕎麦(日曜は柚子切り)も追加で食した。至極、満足であった。
先代は少々頑固者だったらしい。食べて暫く席にいると「他のお客様が待っているんだ 早く出て行ってくれ!」と言ったりしたそうだ。それがいいか悪いかという事よりも、店としての姿勢がはっきりしていて解り易い。顔で笑って迎え入れ、お客様が帰ってから文句を言う店よりも好きである。今は時代か、代が替わってからはそこまでの厳しさはない様である。ちなみに、その名残は表の看板にある。
1.ファミレス、牛丼、回転ずし、焼肉店ではありません。
1.手打そばの専門店です。
1.五才以下のお子様、行儀の悪い方の入店はご遠慮下さい。
1.ホテル、学校、病院の汚水は混入しておりません。
1.淀川の水(水道水)は使用しておりません。
1.残留農薬、各種工場の汚水は混入しておりません。
とやかく言う人はいるだろう。書かずとも解るじゃないかと思う人もありそうだ。しかしそれらはお客様を守る事になる。通りすがりではなく、そこに目的を持ってやって来る人々を迎え入れる、揺るぎない姿勢でもあるのだ。
周囲から偏屈だと思われる事ほどに、当の本人は至って当たり前の事だと思っているのだろう。店は家だと主張する、どこかのマスターと似ている。
※今日のヒトコト
【 蕎麦がなくなり次第終了 そういうところもええね 】
※志賀氏的伝言板
【 6日までお休み予定でございます 】
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